2017年7月

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

矢野信子

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「ぴかくん めをまわす」 松居直(さく)長新太(え) 福音館書店

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下田昌克さんのこと 1

[動画]下田昌克さんが土佐町にやってきた!

 

以下の記事は、「下田昌克とさちょうアート展」とそれに先立つ1週間のイベントの告知記事です。

「下田昌克とさちょうアート展」はおかげさまで盛況のうちに終わることができました。イベントの模様は↑のリンクをご覧ください。

 

 

【マチにエカキがやってくる!vol.1】

10月2日~8日、土佐町に下田昌克さんがやってきます!!

 

●小学校で子どもと一緒に描きます!!

●保育園で園児と一緒に描きます!!

●似顔絵、描きます!!

●展覧会、やります!!

 

詳細が決まり次第、どんどんアップしていきます。

下田さんがどんな人か…知りたい人は
8月2日、土佐町立図書館へGO!!!
下田さんに関する本・絵本の貸し出しをはじめます!!

下田さん来町まで…あと69日…

 

下田昌克(しもだ まさかつ)
1967年、兵庫県に生まれる。1994年から2年間、中国、チベット、ネパール、インド、そして、ヨーロッパを旅し、そこで出会った人々の絵を描きはじめる。書籍の装画、CDジャケットなど、幅広い分野で活躍中。

 

 

左より:

「ヒマラヤの下 インドの上」 下田昌克 (著) 河出書房新社
『PRIVATE WORLD』が「情熱大陸」で取り上げられ、一躍有名になった絵描きの著者が贈る最新作。これから生きていくのに必要なことのほとんどを学んだネパールでの10年分の旅行記。

 

「かぜがおうちをみつけるまで」 ボブ・サム (著), 下田昌克 (イラスト)谷川俊太郎 (翻訳) スイッチパブリッシング
友だちと自然を分かち合うと、顔に暖かい風が吹いてくる__。
星野道夫の盟友、クリンギット族のボブ・サムが創った物語を、詩人・谷川俊太郎が翻訳。みずみずしい言葉で綴られた自然への讃歌。

 

「ぶたラッパ」 下田昌克 (著), 谷川 俊太郎 (著) そうえん社

らっぱを手にとって、みんなでさあ、ふいてみよう。「ぱー」「ぴー」「ぷー」「ぺー」「ぶうーー! 」あれあれ、へんだぞ… あながふたつあいた「ぶたラッパ」だ!
人気イラストレーター下田昌克による、のびやかで明るい絵と谷川俊太郎の思わずおどりたくなるリズミカルな文章が、にぎやかにコラボレート! 読み聞かせにもぴったりの元気いっぱいの絵本です。

 

「あーん」(谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」) 下田昌克 (著), 谷川俊太郎(著) クレヨンハウス

「あーん」と口を開けて、「ぱく」っと食べて、「んごろごろ」ともよおして、「ぶおー」と出して、「ぷーん」と匂う。まあるい生きものが愛嬌たっぷりの表情で食べてうんちをする、絵もことばもシンプルでたのしい絵本です。

 

「PRIVATE WORLD」 下田昌克 (著) 山と溪谷社
中国、チベット、ネパール、インド、ヨーロッパとスケッチブックを片手に3年間の放浪の旅に出た、原色と混沌の放浪家下田昌克さんの旅日記。写真と絵を独特のコラージュ技法でアートワークされたもので、紀行本の中でも、見て楽しめ、そして読んでも面白い個性的な本。

 

「恐竜がいた」下田 昌克 (イラスト) 谷川 俊太郎 (著) スイッチパブリッシング
「悠久の時間旅行へ」恐竜への憧憬がライフワークとなりキャンバス生地で恐竜をつくり続ける画家下田昌克。 大人になったいまも恐竜に大いなるロマンを感じている奇才だ。太古を生きた巨大な生き物に魅せられて下田は 詩人の谷川俊太郎とともにスイッチの連載を開始した。
全20回にわたる雑誌『SWITCH』での連載が、待望の書籍化!

 

■「そらのいろみずいろ」 下田昌克 (著)  小峰書店
水は、生命にとって不可欠のもの。中国、チベット、ネパール、インド。絵筆を友に旅した画家が描く…大きな物語…水の生生流転。

 

町田健太(土佐町教育委員会)、石川拓也

土佐町小学校2年生のみんなへ

下田昌克さんが土佐町にやってくる! Vol.2

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笹のいえ

今日の保存食

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6月に我が家で採れたソラマメで作った豆板醤。

本当は最低でも2カ月は寝かせたいところ、でも今年は麹多め、唐辛子少なめのマイルド仕様にしたので一カ月で様子を見がてら味見してみることに。

味見をしたらもうすっかり味が馴染んで美味しい!なので早速解禁しました。

調味料としてももちろん、ごはんのお供に、きゅうりにつけても美味しい。

こどもは食べれないけど大人用に食卓に常備しようかしら。
保存食だっていつもの料理と同じ、声かけて、様子見て、味見して、自分がいいと思ったら食べちゃう。

保存食で「今うちの〜がこんな状況なんです」って相談を受ける時がたまにあるんだけど、いつもわたしの答えは同じで、「食べてみて美味しかったら大丈夫」。

わたしは自分の味覚を信じていたい。

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私の一冊

藤田純子

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「金岡新聞」 金岡陸 飛鳥新社

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4001プロジェクト

川村柚葉 (大渕)

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「一日限りのパクチーフェス」最新情報です、ぜひご確認ください!

●2017年7月30日
●ざっくりスケジュール

料理セッション      13:00~
(パクチーハウスと一緒にパクチー料理!)
パクチーフェス      15:00~
佐谷恭 トークセッション 16:00~
(パクチーハウス東京店主)

●瀬戸コミュニティセンター
(〒781-3337 高知県土佐郡土佐町瀬戸658)
瀬戸川渓谷・アメガエリの滝より徒歩7分

●料金(料理)
大人  3000円
中高生 1500円
小学生  500円
保育園以下 無料

●飲み物は別料金になります。飲み物は持ち込みOKです。

●定員50名
*人数把握のため、以下に参加のご連絡をいただけると助かります。

●連絡先 080-6288-6534 (前田和貴)

●宿泊可・寝袋はあります。
*寝袋の数は限りがありますので、宿泊希望の方は事前にお問い合わせください。

みなさまのご参加をお待ちしております!

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お母さんの台所

皿鉢料理 その3 なます

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私の一冊

和田亜美

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「ほげちゃん」 やぎ たみこ  偕成社

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笹のいえ

釜戸

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日々の調理には、釜戸を使っています。

僕らが引っ越してくる前から台所にあった釜戸ですが、ヒビが入っていたので、
周りを耐熱モルタルで固めて、再利用しています。

引っ越し当初は、調理に充分な薪が手に入るか分からなかったので、ガスを契約していました。
いざ暮らしはじめてみると、ご近所さんたちの口コミのお陰でたくさんの木が集まり、
一年経ってもガスの使用量ゼロだったので解約。
すぐにお湯を沸かしたいときなどは、カセットコンロを使います(稀ですが)。

確かに、薪を集めて、適当な長さに切って、乾燥させる、という手間はあります。

けれど、エネルギーの一部を自給するということは、僕たちに大きな安心と豊かさを与えています。

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嶺北高校カヌー部の挑戦

Vol.3 ラヨシュの話

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さめうらダム湖

 

「しばらくしたら『じつは日本でコーチを探しているところがあるんだけど、行ってみないか』という連絡があった。

話を聞いたら、競技レベルはそれほど高くない、高校の生徒たちに教えてくれという。

私もコーチ1年生みたいなものですし、スタイルが固まっている上級者よりも、まっさらな初心者のほうが素直に言うことを聞いてくれるだろうし、教え甲斐もある。

高知県のこと、嶺北のことは何も知らなかったけど、一も二もなく日本行きを決めましたね」

こうして元世界チャンピオンが、嶺北にやってくることになったのだ。カヌーを愛する大男のフットワークは極めて軽い。

 

「水に恵まれた嶺北はカヌーのための環境はそろっている」

嶺北での拠点となる土佐町に居を構えたラヨシュは、さっそく早明浦ダムにハンガリーから持ってきたカヌーを浮かべ、力強くパドルを漕いだ。

「カヌーは水がなければ始まらないスポーツですが、嶺北にはダムがあって川がある。水に恵まれた嶺北はカヌーを練習する環境はそろっていますね。

嶺北高校の生徒たちだけでなく、いずれ子供たちのカヌー教室を開けたら楽しいでしょうね。

そうやって徐々にカヌーに親しんでくれる人たちを増やしていけたらいいんじゃないかな」

昨年のリオ五輪男子カヌーカナディアンシングルスラロームで日本人初の銅メダルを獲得した羽根田卓也選手がいるように、東アジアにおける日本の競技レベルは決して低くはないが、いかんせんヨーロッパに比べると絶対的な選手層が薄い。

老若男女を問わずカヌーを楽しめる環境が整備され、また指導者にも恵まれたヨーロッパと日本とでは、競技人口に差が生じるのは致し方がない。

だが、ラヨシュが言うように、子供たちが水に親しみ、カヌーに触れる機会が増えることによって、いずれは強豪国に肩を並べる日がやってくるかもしれない。

 

 

「とにかくカヌーを楽しむこと。まずは楽しさを知らなければ、ハードなトレーニングをやる気になんてならないでしょう。もしも今後、本格的に選手を目指す子供たちが出てくれば、私も喜んでサポートするつもりです」

嶺北高校カヌー部の生徒たち、とりわけ今年4月に入部した1年生の多くは、カヌーを漕ぐのはうまれて初めてという初心者だ。

ラヨシュを通じてカヌーの楽しさを知ることが、最初の一歩となるのだろう。

「ハンガリーから家族を呼び寄せる予定ですし、私も嶺北の一員になるつもりでチャレンジしていきます」

ハンガリーからやってきた元世界チャンピオンと、カヌー初心者の嶺北高校の生徒たち。彼らはこの嶺北にどんな変化をもたらしていくのだろう。

文化とは一朝一夕でできあがるものではないが、嶺北高校カヌー部がその礎となることは疑いようがない。

(敬称略)

つづく

文:芦部聡 写真:石川拓也

書いた人:芦部聡

1971年東京都生まれ。大阪市在住。『Number』『NumberDo』『週刊文春』などに寄稿し、“スポーツ”“食”“音楽”“IT”など、脈絡なく幅広~いジャンルで活躍しているフリーライター。『Number』では「スポーツ仕事人」を連載中。

 

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