石川拓也

図らずもTPP。あっちのTPPではありません。

土佐町在住の写真家、石川拓也がひと月に1枚のポストカードを作るプロジェクト。

2016年11月から始まり、たまに遅れたりもしながら、いちおう、今のところ、毎月1枚発表しています。

各ポストカードは土佐町役場の玄関と道の駅さめうらにて無料で配布しています。

写真:石川拓也 宛名面デザイン:品川美歩

土佐町ポストカードプロジェクト

2022 Sept. 田井

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田井 | 尾﨑由依

 

土佐町の市街地である田井で久々に撮影をしました。この季節、田んぼはきれいに実り、畔には彼岸花の鮮やかな赤。

彼岸花は、地元の方は「彼岸桜」と呼ぶ人も多いみたいです。彼岸に咲く桜、というのも体を表す良い名前ですね。

この撮影をした1週間後には、彼岸桜は一斉に白っぽく枯れ始めていました。このタイミングだからできた撮影だったということを後から知りました。

こちらに向かって畔を歩いているのは尾﨑由依ちゃんです。

 

 

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4001プロジェクト

山門修平・由佳・橙悟・民 (森)

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お父さんの修平さんは林業の協力隊、お母さんの由佳さんは役場の前のご自宅で「べるりん」というお煎餅屋さんを営んでいます。ちなみに非常に美味しいのでぜひお試しください!

橙悟くん、民ちゃんのふたりの子どもたちがとにかく元気でわんぱく!

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2022 Aug. 東境

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東境 | 山下愛來

 

土佐町の川景色2枚目、場所は東境にある浄水場近くです。

日常の生活圏に泳げる川がある。水もきれいで飛び込める川が生活のあちこちにある。

これは80年代に千葉市で育った私には、とても素晴らしい環境に思えます。

土佐町で育った方には「そんなの普通!」みたいな顔をされますが、これはとても豊かなことだと感じます。

この環境を守ってきた先人に感謝ですね。

奥に見えているのは常盤橋。元気よく遊んでいるのは山下愛來ちゃんです。

 

 

 

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4001プロジェクト

ある日の大工さんたち

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小笠原啓介・田岡聡・田中和也・大石淳一・澤田明久・澤田裕也・池添篤・小笠原豊・森岡拓実・山中晴介・吉川裕貴・三瓶駿・島崎祐企

 

ある日のある現場のある棟上げの日に集まった地元の大工さんたち。棟梁は以前にもご紹介した小笠原豊さん(前列左から2人目)。

見学に伺うと意外なほど静かな現場で、その理由は「皆がすべきことをわかっているから」だそうです。

職人さんはやはりかっこいい。

右端の島崎祐企さんが施主です。

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2022 Aug. 平石

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平石 | 和田明日翔

 

やはり夏には川の写真!

撮影の際には私も川に入って撮りました。

ちょっと潜っただけで、暑さがこもったこの時期のカラダを心地よく冷やしてくれて、奥から立て直してくれるような力が、川の水にはあるように思います。

この写真は平石で撮影したものですが、「特別きれいな場所を見つけた!」と声高に言いたい訳でもなく、このような光景が町では日常の中に、ふつうにあることがこの地での豊さであったりします。

泳ぎまわってくれたのは和田明日翔ちゃん。炎天の真夏に入る川の水の感触は、彼女の「これから」にどんな影響を残すのでしょうか。

 

 

 

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4001プロジェクト

岡部忠利・真紀 (田井)

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田井に建つ岡部百貨店の岡部さんご夫妻です。忠利さんと真紀さんのおふたり。

岡部百貨店は昔から町の人々が必要な日用品を販売しているお店です。おふたりの左後ろには、どことなく郷愁を覚える品々の棚が見えますね。

町育ちの30代・40代の方々に聞くと、やはり子どもの時にとてもお世話になったという声が多く、町の方々の暮らしに根付いているお店であることが感じられます。

 

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4001プロジェクト

西森五明・美喜 (田井)

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田井の西森理髪店の西森五明さんと美喜さんのご夫妻。お二人は50年以上もこのお店に立ちお客さんの髪を切ってきました。

この写真を撮影した日は偶然にもお二人の結婚56年目の記念日でした。おめでとうございます!

 

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私の一冊

石川拓也

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絶望に効くクスリ  Vol.6  著:山田玲司  小学館

 

永田農法創始者・永田照喜治のお話

「絶望に効くクスリ」は漫画家・山田玲司が2003〜2008年にヤングサンデーに連載していたマンガです。

この絶望に満ちたようにも感じる時代・世の中で、何かしらの「答え」を見つけたんじゃないかと山田玲司が感じる人々にインタビュー、ドキュメンタリー形式のマンガにまとめています。

本当に多種多様な人々が出演している作品ですが、今回紹介するのはその第6巻最終話に登場する永田照喜治さんの一章。説明するまでもなく、永田さんは「永田農法」の創始者。亡くなった現在でもその影響を受ける人々は非常に多い。

その章の扉は、上の写真のように始まります。

自然が全てを語ってくれているのに、耳を貸さず…

多くの人が「自然」のことを「本」で知ろうとする

この言葉に僕はドキッとして暫しの間手が止まったのですが、ここには現在の社会の歪みや違和感が凝縮されているように思います。「自然」を「現実」に、「本」を「ネット」に置き換えてみてもいいかもしれません。

その歪みとは何か。一言で言えば、「言葉と行動のバランスが崩れている」ということかなと思います。

昔から「言行一致」「有言実行(または不言実行)」などと表現されていたように、言葉と行動は対になるものとして存在していたはずで、つまり「言ってるだけではあかんよ」ってことですね。

この「言葉だけでは信用されないよ」という価値観が、ネット・SNSの隆盛によってちょっとバランスがおかしくなってるように僕には見えるのです。

この章では永田さんのものとして「農学栄えて 農業滅びる」という言葉が紹介されていますが、農業分野のみでなくさまざまな分野で共通して起こっていることでもあると思います。

経営学栄えて 経営滅びる

教育学栄えて 教育滅びる

環境学栄えて 環境滅びる

そこに何を置き換えても現代の説明になってしまうように感じれるくらい、本質的なものやことからはかけ離れた表面上の物事に多くのお金やエネルギーが費やされているように感じてなりません。

 

 

 

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2022 June 溜井

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溜井・未来(とわの里 | 武内都樹・寿樹

 

溜井には「未来(とわ)の里」と呼ばれる一地区があります。

そこには長い年月をかけてアジサイを植え続けた地域の方がいて、この季節が来ると写真のように上から下までアジサイが咲き誇る丘になっています。

ここまでなるのにどれほどの労力をかけてきたのだろうと想像すると気が遠くなる思いがします。

山の小道を駆けているのは武内都樹ちゃんと寿樹ちゃんの姉妹です。

 

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4001プロジェクト

森ミネ (田井)

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田井に建つ老舗旅館「清水屋」の大女将、森ミネさん。

現在御年90歳!矍鑠としてお元気です。

清水屋旅館のことは、以前「みんなのアルバム」でも触れました。

清水屋旅館

築100年以上になるという旅館、「清水屋」という屋号はこの近くにきれいな湧き水が出ていたことに由来するという話を聞いたことがあります。

長い月日をこの旅館とともに過ごしてきたミネさん。またゆっくり昔の話を聞かせてもらいたいと思います。

 

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