石川拓也

“4,001”

土佐町の現在の人口です。(2017年6月末時点・土佐町公式サイトによる)

注:土佐町の総人口が3,997人(2017年4月末時点)から4,001人(6月末時点)に増加したことに伴い、当プロジェクト名も「4,001プロジェクト」に変更になりました。

“4,001プロジェクト”は土佐町に住む人々を、全員もれなく、写真家の石川拓也が撮影する計画。

念のため書いておくと、「全員もれなく」…あくまで目標です。

土佐町の人口の増減によって、タイトルもたまに変わります。  (敬称略・撮れたときに不定期更新)

4001プロジェクト

古谷展久・淳・愛子 

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中島にお住いの古谷さん。お父さんは土佐町の老人ホーム「トキワ苑」にお勤めです。

展久くん、淳くん、愛子ちゃんの3人と一緒に高須の棚田へ行きました。

ポストカードに載せる写真を撮りながら、記念写真も!と言って撮ったのがこの一枚です。

 

 

 

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4001プロジェクト

平石 生活改善グループ

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平石 | 西村裕子さん・筒井利子さん・筒井緑さん

 

平石のお母さん方がチームを組んでお惣菜などを作る「平石生活改善グループ」、通称「生改さん」。

来月開催する「とさちょうものがたり in 高知蔦屋書店」に出店するにあたって、実際お仕事中にお邪魔して撮影させていただきました。

この日はタケノコ寿司の調理をしている最中で、それはもう美味しそうな匂いが立ち込めていました。

西村裕子さん・筒井利子さん・筒井緑さんの3人は長年一緒にこの仕事をされてきて、チームワークもバッチリで楽しそうにお仕事されている姿が印象的でした。

こうして土佐町の食文化が日々紡がれている、そのことを目の当たりにしたように思います。

 

生活改善グループ @高知蔦屋書店

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2019 Sept.

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高須 | 古谷展久・淳・愛子

 

美しい棚田が広がる高須地区。この季節になると稲穂が見ての通りのこの色づき。日本人のDNAに訴えかける風景が広がっています。

以前、田んぼの写真を撮った時にも同様のことを書きましたが、この風景は土佐町の農家の方々が作っているし守り続けている。地域の農家さんたちがみんなで作っている風景を、農家でない僕なんかはこうして楽しませていただいているわけで、頭が下がる思いがします。

走っている3人は古谷さんちの3兄妹。展久くん、淳くん、愛子ちゃん。3人仲良く棚田の風景の中で遊んでもらいました。

 

 

 

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4001プロジェクト

筒井博太郎・苗子 (立割)

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立割地区の筒井博太郎さんと苗子さんご夫妻。

お二人ともとても明るく、いつお会いしてもどことなく楽しそう。

この写真を撮影した場所は、お二人のお家の裏手にある山の斜面。ご夫婦はここで長年あか牛を放牧しています。

実はシャッターを押す少し前までは一頭のあか牛が近くにいて、写真に一緒に写ってほしかったのですが、僕の声に驚いて牛とは思えないスピードで走り去ってしまったという、あまりいばれない逸話を残してしまいました。

 

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私の一冊

石川拓也

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 「ほどよい量をつくる」 甲斐かおり インプレス

「大きいことはいいことか? 売り上げは無理をしてあげるべきものだろうか? 国内の技術を捨てて安いほうを選び続けていいのか? そうした問いに、彼らは仕事を通して答えようとしている。」

大量生産・大量消費が良いものとされていた時代が、本当にものすごい勢いで変わろうとしているのを肌で感じる今日この頃。

この本はフリーライターの甲斐かおりさんが出会った、「既存のしくみから外れた場所でやりたいことを小さくスタートさせ、創意工夫でほどよい量の仕事を成立させている人や企業」のお話。

興味深い例が、現在進行形で次から次へと登場します。

売り上げを右肩上がりで維持するために無駄にされるモノ、捨てることを前提に作られる大量生産品、などなど従来のビジネスのやり方に疑問を持ち、本質的な問いを繰り返しながら仕事をする人々が、簡潔で飾らない文章で紹介されていきます。

作りすぎないこと。売り上げよりも周りの人を少し幸せにすることを目的にすること。

お客さんとつながり直す、物語とつながり直す。

この本の登場人物の方々には個人的にもとても大きな共感を感じますし、とさちょうものがたりの基本的な考え方、シルクスクリーン事業の成立の仕方なども同じ地平線上にあると思いつつ、心躍らせながら読みました。

 

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私の一冊

石川拓也

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「仮想通貨3.0」  マルク・カルプレス 講談社

 

記憶にも新しい2011年に起きたマウントゴックス事件。

マウントゴックスは、著者であるマルク・カルプレスが当時社長を勤め、世界最大級のビットコイン取引所としてその世界では名を馳せていました。(ただ他に取引所がなかったということもあったみたいです)

そのマウントゴックスのシステムが何者かにハッキングされ、仮想通貨の一種であるビットコインが一瞬にして消滅・行方をくらましたことで大騒ぎになりました。

記者会見で頭を下げるマルク・カルプレスの姿をご記憶の方も多いのではないでしょうか。

この本は、その後8年かかりやっと事実的な無罪を勝ち得たカルプレス元社長が、その視点から描いた事件の全貌とビットコイン・ブロックチェーンの話です。

ビットコイン?ブロックチェーン?なにそれおいしいの?という人(僕がそうでしたが‥)にもわかるように、ビットコインとはなんぞや?というところからスタートしますので、非常にサクサクと面白く読めちゃいます。

特にビットコインを支える「ブロックチェーン」に関して、本にも書かれていることですが、これは劇的に今後の人類の未来に影響を与えていくような技術であること、ビットコインとはブロックチェーンを使用して流通している仮想通貨であって、ブロックチェーン自体は仮想通貨のためだけの技術ではないこと等々、よく耳にする単語の意味がやっとわかったというすっきり感と、その後予想される未来の来るべき変化にちょっとした高揚感を覚えながら読みました。

中央集権型ではない(つまり国家が管理しない)新たなお金の出現は、有史以来もしかしたら初めて人類がお金に縛られなくなる世の中が出現する可能性をはらんでいます。もし本当にそんな世の中が出現したら、それは人類が月面を踏んだ一歩と同等かそれ以上に大きい一歩だと思いませんか?

その世の中を見たいな〜でも寿命間に合わなそうだな〜なんて思いながら、その変化には楽しみしかありません。

本を読んだあとにはやはりブロックチェーンという単語自体がよく目につくようになって、自宅に導入を検討している「みんな電力」(誰が作ってるか顔が見える電力を販売している会社)なんかも、そのベースになる技術はブロックチェーンなのだそうです。

 

 

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とさちょうものづくり

こうほう とさちょう 9月号

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土佐町の住民の方々にはもうお手元に届いている頃と思います。

土佐町の広報誌、その名も「こうほう とさちょう」2019年9月号の表紙です。

写真は先日ポストカードでご紹介したものと同様、下瀬戸の山中、コナラの森で撮影した一枚。

後ろ姿の2人は北田凛花ちゃんと朔くんの姉弟です。

この場所、周囲が杉林の中でとても珍しい風景なのですが、実際に行こうと思うと少し難しいところにあります。もし訪れてみたい方がいらっしゃったら事前に編集部までご一報ください。

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私の一冊

石川拓也

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「悲しき熱帯 Ⅱ」  レヴィ=ストロース   中央公論新社

「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」

近現代の文化人類学の礎を築いたと言われているレヴィ=ストロースの名著。

本筋は1930年代にレヴィ=ストロースが行ったブラジルの少数民族を訪れる旅の紀行文。

ただ話はあっちへいったりこっちへいったり。原初の人類や森の中の民族、世界についての思索のあれこれは、のちに構造人類学と呼ばれ、人文科学へ大きな影響を与えます。

個人的には、フランス人っぽいレヴィ=ストロースのドライで静かな語り口がとても好きですが、やはりフランス人っぽい独特な回りくどい言い方もあって面白いところです。

  

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土佐町ポストカードプロジェクト

2019 Aug.

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下瀬戸 | 北田凛花・朔

 

高知の山のほとんどは杉の植林のイメージがあります。

下瀬戸も同様で、山道の左右はまっすぐ垂直に伸びた杉の林。それが、山頂近くになると突然この光景が広がります。

これはコナラの森。数十年前の山主さんは、あえて植林しないでとっておいたのでしょうね。

土佐町の花屋さんのお子さんたち北田凛花ちゃんと朔くんに森を走ってもらいました。

 

 

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私の一冊

石川拓也

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「Afrique  Nord-Est  Arabie」 MICHELIN

20歳あたりでふらふらと長い旅をしていた時に実際使っていた地図です。

この地図はフランスのタイヤ会社ミシュランが発行しているもの。

東アフリカ北部・サウジアラビア紅海近辺の地図です。

記憶はうる覚えですが、確か買った場所はケニアのナイロビ。

そこから北上してエジプト・イスラエルを目指すにあたり、インドの安宿で手に入れ持ってきた「地球の歩き方 東アフリカ編」が全く役に立たないことに気がつきました。

なんでかって言うと情報がほとんど載ってなくて、キリンや象の写真ばっかり。(20年以上も前のことです。今はたぶんもっと良くなってると思います。)

これはあかん、と慌てて街で役立ちそうなものを探し、「lonely planet」という欧米版のガイドブックは高くて買えず、それでようやく買えたものがこの地図でした。

地図を買ったはいいものの、バス路線も途中で無くなりトラックをヒッチハイクしながらの北上旅は、情報がないが故の右往左往。迷いに迷い、所持金も底をつき、イスラエルにたどり着いた時にはヘトヘト&ボロボロここに極まれりといった体でした。

ただその過程で出会った東アフリカ(ケニア・エチオピア・エリトリア)は、野生というか、人としての根源に近いなにかを呼び覚ましてくれるような不思議な魅力のある場所でした。

その時に一条の小さな光のように現在地やルートを教えてくれたのがこの地図でした。

その旅の顛末、もしよかったら読んでみてください。

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