今年もやって来ました、花粉の季節。
僕はどうやら杉花粉に対してアレルギーを持っているらしいので、シーズンが過ぎ去っていくのをジッと耐える日々となる。
花粉が飛べば、鼻はグズグズ、目は痒みで充血し、つい掻いてしまった瞼は腫れ上がる。とても人前に出られる人相では無くなってしまうが、マスクとメガネでどうにか誤魔化してる(と思ってる)。市販の薬は飲まないけれど、家族や友人お勧めの「花粉症に効く」と言われる食材や対処方法などを試してみては、一向に改善しない症状に諦めすら感じてる。
三度の飯より食べることが好きな僕だけど、症状が出ている間は、四六時中鼻が利かないから何を食べても同じに感じるし、味もよく分からないから、そのうち食欲も失せてしまう。
ある日、お腹が鳴るくらい空腹だと症状が和らぐことに気がついて、一日断食してみた。空腹が免疫力を上がることはよく聞くから、症状軽減に効果があるのかもしれなかった。しばらく続けてみようかと思うが、全く食べないと力が出ないし、手足に冷えが出て、これはこれで困ったことになるので、身体が「なんか食べたい」と知らせるタイミングで少しずつ食事を取ることにした。
せっかくなので、どんな食材や飲み物が影響するのか、ひとつひとつ調べてみる。
小さな塩玄米おにぎりを口に放り込み、よく噛んで食べてみる。大丈夫。お茶や味噌汁もオッケー。生野菜自家製漬物、症状悪化せず。油もの、粉物は一口二口ならいけそう。お酒はNG。けど大好きな珈琲が問題ないのはラッキー。そんな風にして自らの人体実験を楽しむことにした。友人宅でうっかり炒め物をお腹いっぱい食べたら、数分後に症状が再発。目の痒みに悶えながらも、なるほどと納得していた。僕にとって免疫の落ちる食べ物は、花粉の季節以外でも何らかの影響があるはずだ。覚えておくと、今後役に立つかもしれない。
意識して少食をはじめてみると、全く食べない方が楽だと気づく。食べ出すと「もっとくれ!」と叫ぶ身体をたしなめながら、箸を置くのはなかなか辛い。欲に任せて食べ過ぎるとこれまた体調の悪化を招くのだった。
さて、色々試してみた結果、「咀嚼」「粗食」「腹四分目くらい」が症状を悪化させないことが分かってきた。何かを摂取するという足し算ではなく、「摂るものを減らす」という引き算的方法は、僕に合っているようだ。
困ったのはスマホやPCのスクリーンを長時間見れないのと熱いお風呂に入れないこと。目が充血したり、血行が良くなると、痒みが増してしまう。
一年で一番辛い季節ではあるけれど、こと食べることに関して身体と向き合い、養生する良い期間だと思うようにしてどうにか乗り越えている。
写真:五人兄弟の中でも、体質は一人ひとり違うみたいだ。次男は落花生と甲殻類に反応するようで、食べ過ぎると肌が乾燥し、身体の痒みを訴えたり、耳の後ろが切れたりする。僕は幼いころ慢性鼻炎と診断されたことがあるので、他の子にも多少なりともあるかもしれない。
美香ねえ
なるほど。やはり断食は良いのだねえ。タガはアレルギー体質なのかな。我が家も花粉症があるのは父と私だけ。母、妹、弟はないらしい。やはり体質は遺伝するのねー。DNAって凄いよね。
また遊びにきまーす。
渡貫洋介
美香ねえ殿
コメントをありがとうございます。
たがは子どもたちの中で一番アレルギー体質っぽいです、今のところ。成長とともに改善する場合は大いにあるし、大人になってから突然発症ってこともあるので、なんとも言えないのですが。でも、親から細胞レベルで伝わってることってあるでしょうね。体質から言動から。
僕にはプチ断食合ってたみたいです。その人の体質や暮らし方によって効果は色々だと思うし、間違えると症状が悪化する可能性もあるので、お勧めはしないですけどね。
次はどこで会うかしら?高知?都内?父島?