2019年6月現在、3号まで発行した「とさちょうものがたり ZINE」。
一定期間の無料配布の後は増刷し、バックナンバーとしての販売を行なっています。
ありがたいことに、「とさちょうものがたり ZINE」の内容に共感していただき、他の様々な商品のお隣に置いていただけるお店が少しずつ増えてきました。
今回はその中から、2軒の素敵なお店を紹介します。
初めて聖屋さんを訪ねた日、玄関のドアを開けてすぐの棚には色々なお店のチラシと一緒にZINE03号が置かれていました。驚いて聞いてみると、高知市の友人が持ってきてくれたとのこと。店主の聖子さんはもう読んでくださっていて「とてもよかったです」と言ってくださいました。
その時は無料配布分として置かせていただけたら思い訪ねたのですが、聖子さんは「続けていけるようにお金も必要でしょう?こんな形はどうかしら?」と小さな箱の上ふたにハサミで切り込みを入れて貯金箱のような箱を作ってくれました。「お客さんがZINEを持ち帰る時に、“お気持ち”を入れてもらいましょう」と。
聖子さんの気持ちに涙ぐんでしまったほどうれしかったのですが、その時は無料配布期間。聖子さんのお気持ちだけいただきました。
「今後、販売することになったらぜひお店に置かせてください」と話すと「もちろん、喜んで」と言ってくださった聖子さん。その言葉に、私たちはどんなに励まされたことでしょう。
今ではZINEと、シルクスクリーンで印刷したトートバックを販売してくださっています。
店主の聖子さんが作る季節の野菜を使ったランチはとても美味しく、人参の葉とそば粉を使ったかき揚げと玄米ごはんは最高でした。手作りケーキもコーヒーも味わい深いお味です。
テラス席はぽかぽかと暖かく、満腹になったあとには、ごろりと寝転んでしまいたい誘惑にかられます。
何度も言いますが、2階の図書室、オススメです!
以前からZINEをお店に置いてくださっていた海花布土木さん。お店に行くたびに店主の島津さんは「いろんな人にZINEを紹介してるのよ」と言ってくださっていました。ZINEの販売も快諾してくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!
作家さんのワークショップや展示会も開催している海花布土木さん。インドの女性がひと針ずつ縫いあげた大きなキルトマットや、蝋引きの紙で作られたピアスを購入したことがあるのですが、その品について尋ねると、島津さんはいつも丁寧に説明してくれます。そのこともあって、そのものに出会った時のことが今も浮かんでくるのです。丁寧に作られたものには、そのものの持っている物語があることを思い出させてくれます。
ぜひ足を運んでみてくださいね!