「内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法」 スーザン・ケイン著, 古草秀子訳
元気よく泣き、手足をばたつかせる赤ちゃんグループを「高反応」。静かで落ち着いたまま時々手足を動かすも、さほど大きな動きはないグループを「低反応」。
経過を観察すると高反応グループの多くは思慮深く慎重な性格に成長している例が多かった。低反応グループはおおらかで自信家の性格に成長する例が多かった。
この事から、「高反応→内向的」「低反応→外交的」傾向とみられる。
社会にさらす個人と内なる個人のギャップは多くの人が持ち合わせていると例をあげて解説。
折り合いを付けて、社会と付き合う方法を勇気を持って実行する必要性。近頃もてはやされているオープンオフィスが、必ずしもいい結果を残すとは限らない。
実績を残している有能な方々の事例をあげて、個人の空間の大切を認める重要性を主張。
内向型人間が社会と関わっていくにあたっての対処法の一つとして、日常生活において「回復のための場所」をできるだけたくさん用意しておく事も重要。
内向型人間が自信を持って社会と対峙する方法が、いくつか紹介されています。
「私はそんなに頭がいいわけではない。問題により長く取り組むだけだ」
これは、極度の内向型だったらしいアインシュタインの言葉だそうです。