西野内小代

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

西野内小代

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城郭考古学の冒険」 千田嘉博 幻冬舎

とても楽しそうにお城の紹介をしてくれるキャラでお馴染みの千田先生の著書です。

学者としての幅広く豊富な知識と根拠に基づいて解説してあります。観光中心の間違ったお城再建に苦言を呈する場面も度々です。

天守閣の「閣」は後世付けられた名称であって、学術的に正しくは「天守」だそうです。様々な年代・種類の石垣・土塁・堀…などの深い見方も解説。

「馬だし」と呼ばれる軍事上とても重要な区域は家康でほぼ完成形になっている。やはり天下を獲ったのは綿密な作戦と準備にあったのだと納得です。

シンボルとして天守があるのが「お城」と思い込み、その華やかさのみを追い求め、軍事空間である事をすっかり忘れ、お城の上面しかみていなかった単なる城ファンの感想です。

 

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「論語物語」 下村湖人 講談社

今回の大河ドラマ「渋沢栄一」に影響されて論語を読もうとしても、言い回しの難しさ、日本語なのに言葉の壁に阻まれてちっとも理解できない。「論語物語」は文章が平明という事で読み始めた。

孔子と弟子のやり取りやその場の情景が分かり易く展開していて、理解したかのような錯覚に陥るが、実は深い思想の理解には到達できない。

しかし、論語に一歩踏み込んだという自己満足は残った。

 

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「内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法」 スーザン・ケイン著, 古草秀子訳

元気よく泣き、手足をばたつかせる赤ちゃんグループを「高反応」。静かで落ち着いたまま時々手足を動かすも、さほど大きな動きはないグループを「低反応」。
経過を観察すると高反応グループの多くは思慮深く慎重な性格に成長している例が多かった。低反応グループはおおらかで自信家の性格に成長する例が多かった。
この事から、「高反応→内向的」「低反応→外交的」傾向とみられる。

社会にさらす個人と内なる個人のギャップは多くの人が持ち合わせていると例をあげて解説。
折り合いを付けて、社会と付き合う方法を勇気を持って実行する必要性。近頃もてはやされているオープンオフィスが、必ずしもいい結果を残すとは限らない。
実績を残している有能な方々の事例をあげて、個人の空間の大切を認める重要性を主張。

内向型人間が社会と関わっていくにあたっての対処法の一つとして、日常生活において「回復のための場所」をできるだけたくさん用意しておく事も重要。
内向型人間が自信を持って社会と対峙する方法が、いくつか紹介されています。
「私はそんなに頭がいいわけではない。問題により長く取り組むだけだ」
これは、極度の内向型だったらしいアインシュタインの言葉だそうです。

 

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西野内小代

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「スマホ脳」 アンデシュ・ハンセン著, 久山葉子訳 新潮社

私達の脳は、原始時代の狩猟と採集をして暮らしていた時代と1万年変化していないにもかかわらず、最新の生活様式に脳は最適化されている。

現代社会と人間の歴史の「ミスマッチ」が重要な鍵となる。グーグル効果、デジタル性健忘→脳が自分で覚えようとしない現象。ブルーライトがメラトニンの分泌にブレーキをかける為に眠りにつきにくくなる。現代病といえる睡眠障害もスマホ脳のなせる業。

若い女性に多い自信喪失は、SNSにおいて他人と比較する事により引き起こされる場合が往々にしてある。

そして何よりも、スマホ等と向き合う時間の膨大さは人生の損失にしか過ぎない。

開発者達が、いかに自分の子供を スマホ ・ iPadの類から遠ざけているかも力説されています。

 

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「日本史サイエンス」 播田安弘 講談社

データや推論を気象学、物理学、統計学などの知見を活かして日本史における大事件を検証しようという試みです。

・蒙古襲来
・秀吉の大返し
・戦艦大和の謎に迫る

この三つの出来事について考古学者でも歴史学者でもない著者が専門分野の科学を武器に検証していきます。例えば「蒙古襲来」は舟の専門家である著者の計算では、全軍26,000人・軍馬700~1,000頭が一日で日本に上陸できたとは考えられない。「大返し」については食料の手配、全軍2万人の体力の消耗等も考えると、事前の周到な準備なくしては考えられない。

戦艦大和の技術が戦後日本の造船に大きく貢献したことはいうまでもなく、カメラ産業の発展にも貢献、特殊鋼の高い技術力等、戦後の電機産業、機械産業の発展を促した事実も忘れてはならない。具体的な数字を提示しているので、目から鱗のスッキリ感で読み終えました。

 

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「読書する人だけがたどり着ける場所」 齋藤孝 SBクリエイティブ

時間だけはたっぷりとあるが、没頭できるような趣味もなし。

時間つぶしの為に読書と向き合うだけであり、何もできない自分に対し、ある種後ろめたい気持ちさえ働いてしまう、後ろ向きの私の読書状況でした。

読書は体験、経験できないシチュエーションを目の前に展開してくれる。情報に厚みや深みを追求する姿勢は読書によって養われる。等々読書が与えてくれる恩恵を納得のいく説明で説いてくれています。

思考力を高める名著
現代に必要な知識がもてる名著
人生の機微に触れる名著
人生を深める名著
難しくても挑戦したい不朽の名著

など紹介されていて、前向きの読書に対する勇気を与えてくれます。

 

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「そこにある山」 角幡唯介 中央公論新社

著者は、作家さんであり冒険家さんです。何冊か「とさちょうものがたり」でも紹介させて頂きました。

新聞でこの本の情報を見つけ早速ネット注文。ワクワクしながらページを開いた。ん?何か違う…?

私の想像していた内容とは遥か異次元のテーマでした。

「結婚」と「冒険」について哲学的に解明、結婚に至る心の動きや、北極に取りつかれてしまった現在の状況を冷静に分析、事の始まりと結果に至る因果関係を見極め、この作品において再確認しているような印象を受けました。

言葉の定義づけを理解するのに苦労しましたが、なんとなく著者の哲学思想にねじ伏せられた読後感です。

 

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「世界を変えた10冊の本」 池上彰 文藝春秋

・アンネの日記
・聖書
・コーラン
・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
・資本論
・イスラーム原理主義の「道しるべ」
・沈黙の春
・種の起源
・雇用、利子および貨幣の一般理論
・資本主義と自由

この10冊が選ばれています。宗教・経済・思想・公害…。人類が尊厳ある人間として存在していく為の根拠が記されている10冊のように思われます。

嚙み砕いて要点のみを簡潔に説明しているので、その一冊を読んだ気になってしまいます。

 

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私の一冊

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「即答力」 松浦弥太郎 朝日新聞出版

自分から働きかけていく事の重要性が述べられています。

物事に対しての反射神経を養うという事、習慣づける大切さ、その為には絶えず情報、自分の意見を把握しておく事が必要。相手をよく理解したうえでの即答を心掛ける柔軟性も不可欠。その土台があってこその即答力。

知らない・わからない と答えるのも即答力。

知ったかぶりをしないで素直に答えるという大切さを再認識。

 

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「大統領の陰謀」 ボブ・ウッドワード, カール・バーンスタイン 常盤新平訳 早川書房

1972年アメリカでの政治スキャンダル「ウォーターゲート事件」を報道し、ピュリッツァー賞に輝いた調査報道の全記録です。

民主党本部での盗聴侵入事件に端を発した醜い選挙争い、その全貌を追及していく細やかな取材、事実のみを積み重ねていく追及心、ホワイトハウスを敵に回し真実を追い求める姿勢に敬意を表します。

謎に包まれた内通者(現在はご本人が名乗り出られて実名が判明しています)の存在も不気味です。

史上唯一現役大統領を任期途中で辞任に追い込んだ2人の記者、現在はトランプ大統領との闘いに挑んでいるそうです。

 

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