西野内小代

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

西野内小代

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

全米トップ校が教える自己肯定感の育て方 星友啓 朝日新聞出版

「自己肯定感」という言葉に引かれ手に取った。

満足感のある経験もしてきたはずなのに、ふと蘇る思い出にマイナス思考に陥り、心のモヤモヤ・自尊心の喪失、だんだん落ち込んでいく。常々こういった自己否定の感覚に見舞われ俯きがちになる。

成績の向上、金銭的な裕福、これらは外発的な報酬であり、おまけの報酬であって、これによる満足感は長くは続かない。よって自己肯定感は育たない。

これとは対照的に内発的な満足感による自己肯定感は持続可能である。

ネガティブな気持ちは無理矢理忘れようとしてはいけない。

自分の気持ちを抑え込みがちな人は、疾患による死亡リスクが30%高まり、癌になる確率も70%上がるという研究結果がハーバード大学などにより報告されているそうです。

人間は反省の生き物であり、反省しないことには次のステップでの向上はない。そのようにして人類は成長し、豊かな心を育んできた。自己否定・反省は厳しい進化を生き抜く上で一人ひとりのDNAに刻まれてきた大切な能力の一つであると肯定的に捉えるべきである。

自己肯定感の育て方が幾通りか提案されていて「優しさ」がキーワードになっています。

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

第2回 土佐町ベンチプロジェクト2021」のベンチ2脚が、とさちょうものがたりスタッフにより南泉の広場にやって来た。

白髪神社辺りから相川口間の南泉ルートは脇を水路が流れ、適度にくねり、何より地域の方々の住まう覚悟が徹底しており、草刈り等万全に管理されている。素敵なウォーキングコースとして地域の方々にとても親しまれています。

JAスタンド前の橋を渡り、少し坂道を登れば広場に到着です。

南泉のご婦人有志により簡単なベンチが休憩所として自作・設置されていた。集っては歩き、休憩しては会話を楽しんでいました。

そこへある日ピッカピカのベンチが2脚そっと置かれた。

集っていた地域の方々はさぞ驚き、嬉しかったことでしょう。

それから2~3日は微妙な位置調整、旧自作ベンチの移動(折り返し地点へと運んだ模様)、とてもにぎわっていました。

 

ある日の夕方、何か景色が違う!?

日差しを避け木陰へと移動されていたベンチがカギの字型に並べ変えられ、中央に巨大な丸太が鎮座していた。その丸太を運ぶのは重機でもない限り不可能。

そしてまたある日、テーブルにしてはかなり高さがあり少し不都合っぽく見えた丸太の高さ調整がされ、「ずーっと以前からここにありましたよ」と言わんばかりにデンと座っている。

 

よく利用している近所のKちゃんに尋ねてみました。

散歩している道中にあった丸太を広場へと頂くことになり、所有者さんのご厚意で手配していただいたお知り合いの若い方が運んでくださり、チェーンソーで切断までしてくれたそうです。

その一画は、どこか心ときめかせてくれる‘ほのぼのと’した存在です。

 

【第2回】土佐町ベンチプロジェクト 2021

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
私の一冊

西野内小代

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

「日本語の大疑問  眠れなくなるほど面白いことばの世界」 国立国語研究所 幻冬舎

気になりながら詳しく調べることもなくやり過ごしてきた十二支の漢字の不思議。

帯の文字に興味をそそられ購入。

十二支は月日などの順序を表す記号のように用いられたものであり、動物との関わりはない。あとから馴染みある動物名を割り当てただけであり、本物の動物を示す言葉ではない。(ネコがないのが気になる~)

手話についても説明があり、なんと手話は世界共通ではない!日本においてさえ地域差がある。いわゆる手話の方言である。ジェスチャーが基本なので考えてみれば当然です。現在では標準手話がかなり浸透してきているそうです。

その他、「最近の日本語」「敬語と接客言葉」「世界のことばと日本のことば」「外来語」など興味深い内容が展開されています。

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
私の一冊

西野内小代

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

プロイセン王家 12の物語」 中野京子 光文社

現在のドイツの成り立ちを名画と共に辿っていく比較的肩の力を抜いて読める歴史物です。

 「ハプスブルグ」や「ブルボン」という王家の名前は耳にすることも多いけれども、この本の扱う「ホーエンツォレルン家」というのは馴染みが薄い。このホーエンツォレルン家が巧みに世界史を渡り歩き、今のドイツの礎を築いてきた様子をその時々の主たる人物の絵画を紹介しつつ読み解いていく。

「兵隊王」「不定詞王」「ひらめ」などあだ名も紹介、親近感のもてる内容となっている。

ヨーロッパ(含ロシア)各国の王家が日本の戦国時代そのもの、姻戚関係により結びつきあっていて、政治的に微妙な位置関係にあることも納得した。

領土拡大という野望は、多大なる犠牲のもと誰の益となるのか?

過去からの教訓は人類の大切な根幹ではないかと思います。

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
私の一冊

西野内小代

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

「里山のシイナのほぼ片づけ日記」 里山のシイナ PHP研究所

数十件の物件の中から長野県飯田市にあるこの古民家に出会い、自分たちの居場所として片づけ始めた記録(YouTube)の総括です。

宅地→約300坪、建物→4棟、農地→約3,100坪

「タダでいいので、この荒れ果てた状態で引き取ってもらえないか?」という売主さんの提案のもと、この物件を手に入れたそうです。

それからほぼ1年半片付けの日々。その日常の様子をYouTubeに投稿して主な収入源としている30代のご夫婦が出版された本です。

奥さんは元庭師、建築関係の資格も有する。建築関係の仕事やホームページの作成等の依頼をサイドビジネスとして副収入を得る。ご主人はとにかく機械いじりが得意、なんでも修理してしまうし、分解なんて御手の物。工務店での仕事の経験もあり、ご実家が木工店だったらしく、木工家具屋として独立していくことを目標としてこの古民家を購入。

自分探しをしてきたご主人と、パイオニア精神旺盛のパワフル奥さんという印象のこの30代のご夫婦の前向きで根拠ある姿に共感を抱き、チャンネル登録をして応援している。そして本まで買った次第です。

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
私の一冊

西野内小代

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

「伝わるちから」 松浦弥太郎 小学館

日常のさりげない行動・言動・振る舞い等についての心構えを、平易な言葉だけれども真正面から凛として説いてくれる。
日々を充実して晴れやかに暮らす極意を教わる、しかも柔らかく諭してくれる。
柔らかい印象を受けるのは、むやみに漢字を使っていないからだと気が付いた。

心に留めておきたい言葉に出会った。
「今日もていねいに」

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
私の一冊

西野内小代

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

「塞王の楯」 今村翔吾 集英社

時は戦国、群雄割拠、生と死が交錯する時代。

武士とは違う世界で戦国を戦った職人集団を扱った時代小説。登場人物の背景をしっかりと描き、その時代をまっすぐに生きた職人を潔くテンポよく描写。

どのような攻撃にも耐えられる石垣を構築することにより、戦国の世を終わらせようとする石垣造り集団「穴太衆飛田屋の飛田匡介」と、どのような石垣でも突破するべく、鉄砲の開発に邁進する鍛冶集団「国友衆彦九郎」との突出した技術を持つ楯と矛の戦い。

一つの城を巡り事態が佳境に入ったその時、敗戦が濃厚となった石垣職人側に異変が起こる。

登場人物と共に私も泣いた。戦国時代を扱った時代小説でこれほど素直に泣けたのは初めて、不意打ちだった。

とても心に残った作品。因みに今年の直木賞を受賞している。

 

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
私の一冊

西野内小代

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

「ラプラスの魔女」 東野圭吾 KADOKAWA

不思議な能力を人工的に授かった10代の男女2名を中心に話は進行していく。

時代は現代だが少し近未来的な推理小説と感じる。

事件により記憶喪失となった少年、手術によって授かった非凡な能力(頭脳)を駆使し復讐を実行するために行方をくらます。

彼の孤独に寄り添いたいと同じ手術を父親に施してもらった少女が彼を追跡。謎解きを依頼された大学教授。

読み始めたらもう止まりません。

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
私の一冊

西野内小代

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

「黒牢城」 米澤穂信 KADOKAWA

ネット予約してやっとやっと手元に届いた作品。昨年のミステリーランキング1位を独占し、今回直木賞を受賞した。直木賞選考委員の浅田次郎さんが「上質なミステリー」と評している。史実を踏まえたうえで脚色、そして史実を歪めることなくきちんと着地。

織田信長に反旗を翻し、織田の使者として送り込まれた黒田官兵衛を地下の土牢に一年余り幽閉、荒木村重のトップとしての孤独、戦国時代にありがちな疑心暗鬼…。

村重は導かれるかのごとく才覚ある軍師「官兵衛」の土牢へと足を運び、意見を求めるようになる。

官兵衛からの助言を得て重大局面を乗り切る村重、でもそこは知略に長けた官兵衛、周到な心理作戦のもと、村重を追い詰める。

大河ドラマで演じた俳優さん、岡田准一(官兵衛)、田中哲司(荒木村重)、桐谷美玲(荒木村重の妻)が行間から躍り出てくるようだった。

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
私の一冊

西野内小代

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone

「禅シンプル生活のすすめ」 枡野俊明 三笠書房

精神的な迷路に迷い込んでしまいそうな時のために、心に留めておきたい言葉が集合しています。

例えば、

★「不安」のほとんどは、あなたの心が勝手につくり出しているもの。不安に実態などないのです。

★わざわざ自分から心配の迷路に迷い込み、悶々とするなんて、もったいない。目の前にある現実に目を向け、一歩、歩を進めましょう。

★「決断力」というのは、自分を強く信じる力なのです。肩の力を抜き真摯に歩み充実した一日を過ごす、今を生きることが何より大切!

力強く励まされます。

 

Share on FacebookTweet about this on TwitterEmail this to someone
1 / 1212345...10...最後 »