「まもりたい、この小さな命」 原田京子写真,高橋うらら文 集英社
生まれたばかりで捨てられた。引越しの時置き去りにされた。災害にあい取り残された。野良犬になって人に恐怖心を持つようになった。飼われていても虐待されたりひどい飼い方をされたり、決して幸せではなかった…。行き先を無くしてしまった犬や猫には色々な理由があります。
そんなペットたちを保護し、きちんと世話をし、傷ついた心に気長く寄り添い新しい飼い主を探す。そういう活動を動物保護団体アークは30年近く続けている。児童文学作家高橋うららさんとアークの動物たちを撮影することをライフワークにしてきた写真家原田京子さんが取材し、まとめた一冊。
物言えぬ一つ一つほ命(魂)のいとおしさが胸に迫ります。
藤田純子