「少年探偵 黄金仮面」 江戸川乱歩 ポプラ社
江戸川乱歩の少年探偵シリーズは、わたしの小学生時代の青春がよみがえるシリーズです。このシリーズを読みすぎて、両親ともに視力1.2という家系に生まれたというのに、現在0.02(!)というド近眼になるほど視力も心も奪われたほど夢中になりました。
大人になった今もなお、このシリーズを手にとると懐かしくて愛おしい気持ちでいっぱいになります。 憧れの昭和の時代背景、独特の言い回し、全体的に漂う知的さと気味の悪さ、魅惑的な挿絵、あっと驚くストーリー展開…。夢見る少年少女にふさわしいシリーズこの上ないと思われます。