2019年4月

山峡のおぼろ

よもぎ

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よもぎといえば、よもぎ餅やもぐさを思い浮かべるだろう。

私もそうだが、子どもの頃のよもぎの思い出もまた格別である。

渓流に潜って魚をとりに行く途中には、よもぎの葉をしごいて集め、それを握って川へ走った。そして川で、水に入る前によもぎを揉んで綿のようにし、それでまず水中眼鏡のレンズを磨いた。そうすれば汚れが落ち、水中で曇らない。

そして、よもぎの葉の汁が薄くなるまで揉んで丸め、耳栓にする。綿も使ったが、綿は水を吸って緩みやすく、耳に水が入りやすかった。今のように上等な耳栓がある時代ではなかった。

流れのきついところでは、鼻にも栓をした。そのよもぎが水を吸って、鼻からのどによもぎの汁が流れ込むこともあった。苦い感触が身体中に拡がったが、それでも大きな不快感はなかった。

耳や鼻に栓をしただけではない。怪我の応急手当ての薬としても使った。この方の効用が大きかった。

道路から藪をくぐって渓流に下りる時、竹の切り株で足を切ったり、川でガラスの破片を踏んだりすることがよくあった。医者に行く必要がある時は、大体自分でも判断がつくので、すぐに引き返して村の医者のところに行き、傷口を縫ってもらったりした。

そういう怪我は別として、大体はよもぎで処置をした。

よもぎの葉を揉んで、それを傷口に当てる。汁が少ししみるが、我慢して押しつけていると、大体はしばらくして血が止まる。そして川に入る。血が出たらまたよもぎ汁をつける。そういうことをくり返した。

今はすべり止めのフェルトが付いたウェットスーツや長靴があって安全だが、当時は素足に藁ぞうりばきであった。当然傷を負うことも多かった。そんな時に必ずよもぎの葉を揉んでつけた。

野蛮なと言えば野蛮だが、山や川などでのよもぎによる応急処置は、古くから言い伝えられていたようだ。

幸い、よもぎの汁をつけた傷が一度も化膿せずに来た。

最近は傷薬を持って、山川へ行く人が多い。

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私の一冊

鳥山百合子

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「かわ」 加古里子作,絵 福音館書店

絵巻じたてになっているこの本。蛇腹折りになっている絵をぱたぱたと広げて伸ばしていくと、その長さ7メートル40センチ!(巻尺で測ってみました。)

山から流れ出る水が『たかいやまにつもったゆきがとけてながれます。やまにふったあめもながれます。みんなあつまってきて、ちいさいながれをつくります』。
そして谷間を通り、畑や田んぼに水を満たし、川沿いの牧草を食べる牛たちの喉を潤す。この風景はまるで高知県嶺北地方を流れる吉野川のようです。
そしてさらに大きな流れになり、港を抜け、海に出ます。『ひろいひろいうみ。ふかいふかいうみ。おおきいおおきいうみ。どこまでもどこまでもみずのつづくうみ。うみをこえていこう。ひろいせかいへ』。

その一連の流れが一枚の絵になっています。

山登りをしている人たちや田畑で仕事をする人たち、河原でお弁当を食べている人たち、海の近くの工場。川と共にある生活の様子が細かく描かれていて、見るたびに新しい発見があります。

作者である加古里子さんがこの本の向こうにいるだろう子どもたちの姿を思い浮かべながら絵を描き、お話を作っただろうことがしみじみと伝わってきます。

鳥山百合子

 

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  土佐町オリジナルポロシャツ2019バージョン、販売開始です!!

ちょうど1年前のこの季節に、とさちょうものがたりと障がい者就労支援事業所どんぐりとのタッグが始まりました。

シルクスクリーンで印刷して、ポロシャツ・Tシャツ・トートバッグなどなどの制作販売。

おかげさまで町内外のたくさんの方々に支えていただき、合計1115枚の販売を行うことができました。ありがとうございました!

 

⬇︎これが昨年のポロシャツ販売のお知らせ

【販売開始!】とさちょうポロシャツ2018

⬇︎これが昨年度の結果発表

1年間の結果報告 | シルクスクリーン

 

 そして本題! 2019バージョン・土佐町オリジナルポロシャツ

2019年は「土佐町の動物シリーズ」!

背面の絵は昨年と同様、下田昌克さん。 シルクスクリーンによる印刷は、土佐町の障がい者就労支援事業所「どんぐり」 のメンバーさんが行います。

左胸には、これも昨年と同様「とさちょうものがたり」のロゴマークを印刷しています。

 

 土佐町ミミズク

今回のこの背中の絵、フクロウではなくミミズクです。あ、どっちでもいいですか?

この絵が生まれたきっかけは、今年2月に下田さんが来町されたときのこと。上津川の高橋通世さんのお家を一緒に訪問しました。

 

そのときふと土佐町の動物の話になり、「この辺りにはどんな動物がいますか?」という話になり、通世さんから「ミミズクやったら、うちにおるで!」という答えが返ってきたのです。

そして見せていただいたのは、小さなミミズクの剥製。

ある日、通世さんが近所の林道で車を走らせていると、道路上で息絶えていたミミズクを見つけたのだそう。そのミミズクを剥製にしてもらってこうしてお家に置いてあったのだそうです。

左:下田昌克さん 右:高橋通世さん

なぜか少し怒ってるミミズク

とさちょうものがたりの作業場で原画を描く下田さん。

 

 

通世さんからミミズクをお借りして、とさちょうものがたりの作業場で下田さんは一気に原画を書き上げました。

その間、ものの30分ほど。画用紙には瞬く間にちょっと怒った顔をしたミミズクが現れました。

 

 シルクスクリーン印刷はどんぐり

実際にシルクスクリーンの印刷を行うのは、障がい者就労支援事業所「れいほくの里 どんぐり」のメンバーさんたち。

昨年の一年間を通して、1,000枚以上を印刷した彼らの手で今年もやります!

 

 カラーは全12色!

 

*3L以上のサイズはお問い合わせください。

ご注文・お問合せはお電話またはメールにて!

電話 0887-82-0480  (土佐町役場総務企画課)

メール   info@tosacho.com

ご注文の際に、⬜︎お名前 ⬜︎住所・連絡先 ⬜︎枚数 ⬜︎色  ⬜︎サイズ をお知らせください!

*受注生産ですので、 ご注文をお受けしてからお渡しまで約2週間ほどいただいています。ご理解いただければ幸いです。

 

土佐町内と近隣の方は、土佐町役場2F・総務企画課窓口での受け渡し・お支払いをお願いします!

 

 ここから下は、遠方の方・郵送で受け取りたい方へのご案内です。

 

メール・または電話での注文の際に「郵送でのお届け」ご希望の旨をお知らせください。

 

お振込先の口座は以下になります。

 ゆうちょ銀行

【記号】16480 【番号】15483051 【名義】カゼ

 他金融機関からのお振込み

【店名】六四八(読み ロクヨンハチ)【店番】648 【預金種目】普通預金 【口座番号】1548305 【名義名】カゼ

ご質問などはお気軽にお問い合わせください。みなさまからのご連絡をお待ちしております!

運営者情報

「とさちょうものがたり」は任意団体「風」(代表:鳥山百合子)が運営しています。

住所:〒781-3401 高知県土佐郡土佐町土居257-3

電話:0887-82-0480 土佐町役場総務企画課

 

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私の一冊

西野内小代

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「50過ぎたらお金は賢く、心はぜいたくに」 沖幸子 祥伝社

 

新聞で紹介されていたのをきっかけに購入。

時々この手の本を読んで刺激を受け、迷いがちな我が生活を修正する必要が生じます。

穏やかな毎日を送るコツ、漠然とした不安からフリーになる習慣等々…。

掃除会社を立ち上げて30年以上のキャリアを持つ達人の心得集です。

西野内小代

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土佐町のものさし

⑥ 「土佐町幸福度調査アンケート」ついに完成です!!

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この連載「土佐町のものさし」は、現在進行形の旅の記録。
時代とともに変化していく世界の価値観(=ものさし)の大きな流れの中で、土佐町の人々が、土佐町のためにこれから作っていく「土佐町のものさし」を探し求めて歩く旅の記録です。

 

完成した「土佐町幸福度調査アンケート2019」2ページ目

 

 土佐町の現在

 

しばらくブータンのことが続いていましたが、土佐町の現状に戻りたいと思います。

(ブータンのことはまだ書くことがあるので、今後まぜまぜにいきます。)

アンケートの内容作りが続いていた土佐町役場。高知大学地域協働学部の協力も得て、ああでもないこうでもないと議論を重ねてきました。

昨年12月には土佐町役場職員を対象にした検討会。各課・社協から数名ずつの職員に出席してもらい、ここでも議論が進みました。

 

課が変わると目線も変わる。実行委員会が想像もしなかったような角度からの意見が出てきたり、これで一段と土佐町の地に足の着いたものになったと感じます。

 

 佐川町へ

 

12月末には、高知県佐川町へ視察へ。役場職員、地域住民が一体となって総合計画を作り実施している佐川町。

さまざまな取り組みの話から、自分の町の現在、過去、未来を見つめ、目の前の現実を少しずつでも動かしていこうという佐川町の職員さんの熱意がひしひしと伝わってきました。

佐川町は総合計画を作る過程で幸福度調査をしています。そしてその結果を佐川町の10カ年総合計画の骨子作りに反映しています。

2年間に渡る住民参加での総合計画作りは、書籍みんなでつくる総合計画 : 高知県佐川町流ソーシャルデザイン」にわかりやすくまとめられています。

 

石川拓也

 

ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。佐川町役場の職員の皆様、お忙しいところ詳しいお話を聞かせていただきありがとうございました!

 

 住民検討会

 

4月5日には、土佐町の住民から6名の方々に出席いただき、住民検討会を開催しました。

出席者は様々な年代、仕事、立場の方たち。あかうしを育てている方、林業に携わっている方、県外から引越して来た方、自営業の方、集落活動センターの代表の方、社会福祉協議会職員、県庁の職員の方。

ここでもまた住民目線の、暮らしに根付いた視点から「土佐町の幸せとは何か?」「それを形にするためのアンケートとは何か?」という議論が進みます。

例えばこんな意見。

道つくりや農作業など地域の人と協力して行う仕事は「ボランティア活動」ではなく「ここで暮らすため、生きるための取り組み」。

このアンケートを読む時、町の人たちが「自分ごと」として考えられるものにしたい。誰かの顔が思い浮かぶような質問の仕方が大事なのではないだろうか?

アンケートは町の職員が直接手渡すことになっているが、職員みんなが一律の熱意を持ってこのアンケートをする意味を伝えられるのか?どうしてこのアンケートを行うのか、町の人にきちんと理解してもらわないといけない。

アンケート結果を、町の人たちにどう還元するのか?

土佐町で暮らす多くの人にとって「あたりまえ」のことは、実は決して当たり前ではない。

 

住民検討会に出席いただいた皆様、お忙しい中大変ありがとうございました!

 

 ついに完成!!

 

そしてその後はさらなるブラッシュアップと高知大教授との議論を重ね、ギリギリのタイミングではありますが、「土佐町幸福度調査アンケート2019」がついに完成となりました!

 

2019年4月23日から、アンケートの実施が決定しています。土佐町の全住民から、無作為で抽出された方々を対象としておりますので、今これをお読みのあなたの元にも届くかもしれません。その時はぜひご協力のほどよろしくお願い致します。

またこれは町内外関わらず、多くの方々にぜひ読んでいただきたいアンケートです。

ご興味のある方はぜひ以下のリンクからダウンロードしてみてください!

 

ちなみに、このアンケートには、別紙でこのような紙が添えられています。

このアンケートによる「幸福度によるまちづくり」と、国連が提唱する未来作りの指標である「SDGs」。

この二つは表現の仕方が違えども、根本の考え方は同じものと土佐町役場は考えています。

ですので、今回の「幸福度調査アンケート」には、一つの項目につき対応するSDGsの項目のロゴを配置しています。

具体的には、ぜひアンケート票をダウンロードして確認してみてください。

 

 今後のスケジュール

 

「土佐町幸福度調査アンケート」にまつわる今後のスケジュールは以下のようになっています。

 4月23日 土佐町役場職員勉強会 

高知大学地域協働学部の梶先生がアンケート内容の意味や配布訪問時の留意事項などを実際に配布に当たる役場職員全員に説明をする日です。

 4月24日〜5月20日 アンケート実施 

 5月20日 アンケート回収終了    

アンケート集計結果の概要(速報値)を提出、その後高知大学が本格的なデータ解析作業に入ります。

 7月 第2回土佐町幸福度調査住民検討会

 

そしてさらに俯瞰で見た全体的な計画(大ざっぱですが‥)は以下の通り。

 

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私の一冊

藤田純子

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「夜を乗り越える」 又吉直樹 小学館

明治・大正・昭和初期の時代の文学、近代文学は人間の苦悩をとことん突き詰め、純粋さや隠された邪悪さにどんどん落ち込んでいくような内容に刺激され、自分もいっぱしの読者になって文学者の深さに共鳴できた気がして、次々と読んでいった高校生の時代がありました。

特に太宰治の本はほとんど読んだと思います。太宰にはまるのは若い頃の“はしか”のようなものらしいですね。

どんな内容だったのかほとんど覚えていないのは「恋に恋する」ように「文学に恋していた」のかなと思います。

直木賞作家でお笑い芸人の又吉直樹さんは、多感な子どもの頃、自分のことが全くわからず、
『明るい/暗い/強い/弱い…、どちらにもふりきれない、そしてそんな話ができる相手もいない、ひとりで考え、頭の中で考えがめぐるばかりで答えが出ません。変な人間に生まれてきてしまった、もうどう生きていっていいのかわからない…。
でも本に出会い、近代文学に出会い、自分と同じ悩みをもつ人間がいることを知りました。それは本当に大きなことでした。本を読むことによって、本と話すことによって、僕はようやく他人と、そして自分との付き合い方を知っていったような気がします』と書いています。

この本を紹介して読んでくださった方は全員「とても共感できた」と喜んで感想を言ってくださいました。

機会があればぜひ!おすすめの一冊です。

藤田純子

 

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笹のいえ

苗床つくり

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レンゲが満開の田んぼから、コロコロコロとアマガエルの声が聞こえはじめた。

周りの田では着々と田植えの準備が進んでいて、まだ何もはじまっていない自分の田んぼの横を歩くたびに「そろそろやらなければ」と気ばかり焦る。

ほころびはじめた八重桜の蕾を友人が摘みに来たこの日、お米つくりの第一歩である苗床をこしらえた。

苗床(地元では「のうどこ」と呼ばれる)は、お米の苗を育てる場所のこと。この地域では田んぼの一部を仕切って作るのがほとんどで、種籾を蒔いた専用の箱を並べ、発芽から田植えできる大きさになるまでここで管理する。お米にしろ野菜にしろ、「苗半作」と言われるくらい大事な時期。苗のできばえで、その後の成長や収穫を左右するからだ。一箇所でたくさんの苗を作る稲作では、それ故に病気などが発生しやすいが、いかに良好な苗を田に植えられるか、その基盤となる苗床はとても重要だ。

前の日に雨が降ったので、田の土は重く、足元がぬかるむ。

それでも、春の陽気の下、冬の間なまった身体を動かすのは気持ちがいい。一年前を思い出し、「今年はこうしてみよう」「うまくいくかな」なんて考えながら、自分のペースで進めるのはとても贅沢な時間だ。

はじめるまでは「めんどくさいなあ」とまで思っていた作業だが、時期がくればちゃんとスイッチが入る。頭と身体と季節は繋がっているのだと実感する。

毎年やり方を模索している稲作だが、今年は二反半全ての田んぼで手植えしようと思ってる。苗床に直接種を蒔き、苗を大きく育て、間隔を広くして植える。去年は機械植えと手植えをやったが、どちらの方法でも収量は変わらなかった。田植え機を使うと作業はあっという間に終わるけれど、苗の大きさや植える時期などいろいろと制限があったり、機械のスピードに振り回されたりして、どっと疲れる。機械作業と手作業、それぞれ一長一短があるから、これもまた模索を続け、自分の身体とも相談しながら、そのときにベターな方法を選びたい。

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私の一冊

石川拓也

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「全世界史」 出口治明 新潮文庫

著者の出口治明さんは、ライフネット生命保険株式会社創業者であり、現在は立命館アジア太平洋大学(APU)学長です。

この本は、その出口さんが書いた「全人類史」とも言うべきもの。壮大すぎて世界史の教科書のように感じる方もいるかもしれませんが、もちろん教科書よりもはるかに面白いです。

その理由は、出口さんの視点にあります。

先ほど「全人類史」と書きましたがまさにその通りで、出口さん曰く、

「日本史」や「中国史」「ヨーロッパ史」などは実は存在しない。現在の人間が想像する以上に、太古から人類は移動を繰り返し影響を与え合っているので、一つの地域や国での歴史はそれだけで存在するわけではなく、本当の意味での歴史は「人類史」という一つなのである。

とのこと。

そのように歴史を見たことはこれまでなかったのですが、なるほど確かにその通りと思います。

例えば奈良時代に建立された東大寺の大仏開眼式典を取り仕切ったのはインド人の仏僧だったとか、モンゴル帝国が野蛮なイメージなのは後世作られたもので、実際には人とモノとお金がグローバルに循環する超インターナショナルな世界だった、とか。

あ、もう一つ。スペインが切り開いた「大航海時代」よりはるか以前に中国には「鄭和(ていわ)の大艦隊」と呼ばれる一大艦隊があり、それに比べるとスペインのものは笑っちゃうくらい小規模なものだった、とか。

明の皇帝は、鄭和の大艦隊を解体することでその経費を万里の長城の建設に充て、鄭和の大艦隊がいなくなったインド洋に、やっとヨーロッパ人の小規模船団が入れるようになった、そのことを現在では「大航海時代」と呼んでいる、とか。

もっと書きたいことはたくさんあるのですが、我慢します笑

世界の全ては目に見えないところでつながっている。なぜ現在の日本がこうなって現在の世界がこうなっているか、そういう大きな理解を掴みたい方に強くお勧めします。

 

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土佐町のものさし

【番外編】ブータン・GNHレポート No.4

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 土佐町の新しい指針を作る過程を追う「土佐町のものさし」、今回は【番外編】として、GNHの産みの親であるブータンのGNHの現状を、とさちょうものがたり編集長である石川がレポートします。

 

4.  ブータンの食事

 

ブータン料理って、日本ではなかなか馴染みのないものですよね?

チベットとインドに色濃く影響を受けながら、ブータンも独特の食文化を育んできました。

今回は、ブータンの人々が普段食べている食事を紹介したいと思います。

 モモ

上の写真は「モモ」と呼ばれる「チベット餃子」です。

たいていのお店にはミート(豚)とチーズの2種類があり、ブータンの人にとってはファーストフード的に気軽に寄って食べていくスタイルです。

皮は厚めでもちもち、美味しいです。


上の写真はブータンの典型的な食事です。

ブータンでは大抵このようにご飯とおかずがドドドン!と置かれていて、脇に置かれた食器を各自が持って自分の皿に好きな量を取っていく形です。

ブータン料理はトウガラシが大量に使われるのが特徴です。僕自身は辛いのがあまり得意でないので、トウガラシの塊はできるだけ出会わないように気をつけていました。

がさつな人が盛り付けたがさつな皿。

ブータン料理のイメージを傷つけてしまってないか心配です‥。

先に書いたように、ブータン料理は各自が皿を持ち盛り付けていくスタイル。

どうあっても繊細な盛り付けができないこの皿の主は、ご想像の通りわたしです。。。ブータンの人々すみません。

左上に見えてるのは「ダル」というスープ。インド料理でもありますが、ブータンのダルはまろやかで美味しいです。

上はブータン西部にあるシュラブッチェ大学を訪れた際に食べさせていただいたランチ。

盛り付けはさっきのよりかは、こっちのほうがマシでしょうか。ここで食べたランチは非常においしいものでした。

 

 チュルカム(乾燥チーズ)

上の写真は「チュルカム」という乾燥したチーズ。乾燥してるだけあってかなり固いです。

移動の道中、田舎の峠にあった小さな商店で店先にたくさん吊るされて売られていました。

これはブータンの伝統的なおやつ。ブータンの人はみんなチュルカムを口の中でコロコロ転がしながら1、2時間楽しむようです。

 

店頭にチュルカムが干されている、の図。ちょっと干し柿みたいですね。
味はあんまりしないです笑

ブータンに滞在中は、ほんとに大量のお茶を毎日飲みました。

空気が乾燥していることもあり、そして高度に順応するための水分補給ということもあり、食事時には何杯ものお茶を飲み、食事時でなくてもチャンスがあれば何杯ものお茶を飲み。

おそらく2019年2月前半の「ブータンお茶摂取量(個人の部)」では相当イイ線行ってるはずです。誰か集計してくれないかな。

写真はふつうの紅茶ですが、ダントツで一番よく飲んだのはミルクティー。ブータンのミルクティーはミルク多めのコク強めです。インドのチャイに近い印象です。

 

食事をしている最中に周りをウロウロしていたブータンの猫

 

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私の一冊

鳥山百合子

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「谷川俊太郎質問箱」 谷川俊太郎 東京糸井重里事務所

詩人の谷川俊太郎さんが寄せられた質問に答えていくこの本は、時々クスッと笑えたり、なるほど〜と思えたり。うん、肩ひじ張らなくてもいいよね、と思えます。

2枚目の写真の質問「大人になるということは、どういうことなんでしょう。谷川さんの「大人」を教えてください」。

その答えは「自分のうちにひそんでいる子どもを怖れずに自覚して、いつでもそこからエネルギーを汲み取れるようになれば大人になれるんじゃないかな。最低限の大人のルールは守らなきゃいけないけど、ときにそのルールから外れることができるのも、大人の証拠」と谷川さん。

なるほど!

これはいいなあ、と思った質問をもうひとつ。

質問:「車、飛行機、そのあとに続く乗りものって、まだないと思うんです。ぼくたちはこれからいったい何に乗ればいいんでしょうか。」

答え:「雲に乗るのもいいし、風に乗るのもいいし、音に乗るのもいいし、気持ちに乗るのもいいんじゃないかなあ。機械じゃない乗りもの、手でさわれない乗りものが未来の乗りものです」

鳥山百合子

 

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