「泣きたくなったあなたへ」 松浦弥太郎 PHP研究所
『年齢を重ねるにつれて、いろいろなことができるようになります。
たいていのことに、うまく対応するコツみたいなものができてきます。
でもなぜが年齢を重ねるにつれて、不安はより身近に、くっきりと大きくなり、見て見ぬふりができなくなります。
そうしてどんなに疲れていても眠れないのです。
あれこれが目の前に迫ってきます。
将来の不安。自分の弱さ。一日のわだかたまり。
もうごまかしはきかない。しっかりと向きあわざるを得ないのです。歳をとればとるほど…。』
これは、作者のまえがきの一部ですが、この文章に心をグッと掴まれて読み始めました。
気をはらず、無理をせず、自然体でいながら大切なことを忘れない生き方、日々の小さな気づきに向き合う少しの努力…。
優しい人になれそうな気がします。
藤田純子