「すごいね!みんなの通学路」 ローズマリー・マカーニー文 西田佳子写真 西村書店
令和二年度SDGs未来都市に土佐町は選定されました。全国で33団体、高知県では初の選定です。この取り組みを通して子どもたちには、土佐町や高知県に終わらず広い世界へも興味を持ってもらえたらと願います。それは大人だって同じこと。世界への扉を開いてくれる本をどんどん読んでほしいものです。とはいえ、本を読むまとまった時間を取るのは難しいもの。そんな時、お勧めなのがノンフィクション絵本です。
通学手段と聞いて思い浮かぶのは徒歩や自転車、スクールバスあるいは自家用車などですよね。けれども毎日が冒険!というような手段で学校に通っている子どもたちも大勢います。手漕ぎのボートで通うカンボジアの女の子たち。絶壁の細い山道を歩いて通う中国の子どもたち。山に住むフィリピンの子どもはワイヤーを2本わたしただけの橋(?)をつたって通う子どもの姿にはビックリ!これは絶対私には無理だな~。身近な通学路でもなんて違いがあるでしょう。
同じ空の下、同じ時間を生きていても生活環境、日々の暮らし方は千差万別。世界って広いな~としみじみ感じ入ったことでした。