2020年8月

コロナに負けるな

オンベリーコのジンジャーシロップ

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画像をクリックするとショップページに移動します

 

 

「カラン、カラン…」

オンベリーコの木の扉を開くと聞こえるベルの音は「今日はオンベリーコに来たんだ」という、ちょっと特別な実感を与えてくれます。

土佐町の中心部・田井あるオンベリーコは、2016年に高知市から移住してきた高橋宏郎さん・由香里さんご夫婦が営むイタリアンレストラン。「オンベリーコ」とは、イタリア語で「おへそ」の意味。土佐町は四国のちょうど真ん中にあるのですが、その四国の「おへそ」に多くの人が訪れますようにという願いが込められています。

末広ショッピングセンターのお隣です

 

地元産の食材を使ったイタリアン

地元産の食材をふんだんに使ったランチやディナーを味わいたいと、わざわざ町外や県外からもお客さまが訪れます。その人気の秘密は、美味しさを追求するシェフ・宏郎さんの料理への飽くなき姿勢と、由香里さんの細やかで温かいおもてなしにあります。

手前から:ブルスケッタ(砂肝の煮込みのせ)・なすのパルミジャーナ・自家製ハムのモルタデッラ・ロシア風ポテトサラダ・季節の野菜サラダ

上の写真はある日のランチの前菜です。

「自家製ハムのモルタデッラ」は豚肉と背脂、ピスタチオと黒胡椒を混ぜ、二日間かけて作るとのこと。「なすのパルミジャーナ」は土佐町の米なすとトマトソース、モッツァレラチーズを重ねて焼いたもの。それぞれの食材の味が絡み合い、前菜なのにおかわりしたくなるほど美味しい。

まさに「オンベリーコ・マジック」です!

 

 

夢をかなえるためにイタリアへ

土佐町へ来る前、宏郎さんと由香里さんは「自分たちのお店を持ちたい」という夢を叶えるため、ふたりでイタリアへ留学。一年間、イタリアのキャンティ地方のレストランで働きながら、宏郎さんは料理を、由香里さんはお菓子づくりを学びました。

修行していたカステルヌォーヴォベラルデンガという村のレストランで

帰国後、知人から現在の店舗を紹介され即決。土佐町の人たちがとても親切だったこと、お米や野菜、土佐あかうしなど美味しい食材が揃っていたことが決め手だったと言います。

「イタリアでの時間があったからこそ今がある」と由香里さんは言います。

 

土佐あかうしを味わってほしい。独自の地元応援キャンペーン

コロナ禍の中、冠婚葬祭などのイベントが自粛され、土佐町の特産品である土佐あかうしの生産者さんも大きな影響を受けています。

今、自分たちにできることは何か?

そう考えたおふたりは、土佐あかうしを地元の人たちに味わってほしいという思いから、オンベリーコ独自の「地元応援キャンペーン」を行うことにしました。

「土佐あかうしのタリアータ」(タリアータはイタリア語で「切る」という意味)

キャンペーンのおすすめメニューのひとつである「あかうしのタリアータ」は、土佐あかうしと地元産の季節の野菜をたっぷりと味わえる一品。

赤身の肉は柔らかく、肉汁が口の中で溢れます。この日の野菜はかぼちゃやオクラ、玉ねぎ、原木しいたけ。ひとつひとつの味は濃厚、びっくりするほど甘い。こんなに美味しい野菜が地元で収穫できることは素晴らしい財産だとあらためて感じ入りました。

今や多くの人が訪れる人気店となったオンベリーコですが、地元の人からは「予約をしないと入れない」という声もあり、由香里さんはどうしたものかと頭を悩ませていました。

そもそもお店をつくるとき「地元の人に気軽に来てもらえるお店」にすることが、ふたりの願いでもあったのです。

このキャンペーンをきっかけに、地元・土佐町の人たちにぜひ足を運んでもらいたい。

ふたりの初心が込められた「地元応援キャンペーン」は本日9月1日から始まります。(キャンペーンは2021年2月28日まで)

 

 

さて、ここからが本題!

オンベリーコ手作りのジンジャーシロップを買ってください!

オンベリーコの由香里さんが作る「ジンジャーシロップ」をとさちょうものがたりのネットショップで販売します。

新型コロナウィルスの影響を受け、オンベリーコも売り上げが平常時の4割に減少。全国に緊急事態宣言が出ていた時には料理のテイクアウトなどを行い、なんとか営業を続けてきました。

客足が少なくなった分「何かで補填しないといかん」と考えた由香里さん。少しでも売り上げを増やすため、開店当初から人気があったジンジャーエールの素である「ジンジャーシロップ」を瓶詰めにし、販売することにしました。

 

この瓶の3本セットです

オンベリーコの店舗や近隣のお店でも販売していますが、遠方の人たちにもぜひ楽しんでもらいたいと、今回、オンベリーコから直送します。

1本に300mlのシロップが入っています。写真のコップに入っているジンジャーエールを約6杯ほど作ることができます。(賞味期限は常温で約5ヶ月です。開封後は冷蔵庫に入れ、早めにお飲みください。)

4時間煮込んで作る

高知県産の生姜をスライスしたもの、すりおろしたものに砂糖やスパイスなどを加え、次の日にコトコトと鍋で煮込むこと4時間。

取材時、ちょうど煮込んでいる最中だったのですが、台所中が生姜とスパイスの香りで満たされていました。
ピリリとした生姜と赤唐辛子のパンチに驚くこと間違いなし!スパイスのクローブやシナモンも効いていて、とても奥深い味。手間暇を惜しまない由香里さんの姿勢がその味に現れています。

編集部も休憩時に炭酸水と割っていただいていますが、夏の暑さで火照っていた体は冷んやりさっぱり。体が喜んでいるのがわかります。

生姜のスライスとすりおろしは大仕事。この手間暇がシロップの美味しさの源です

贈りものにいかがですか?

ジンジャーシロップの売上は、ネットショップの決済手数料3.6%を除き、全額オンベリーコさんへ支払われます。
ご家族やご友人、大切な人への贈りものにいかがでしょうか。

ジンジャーシロップ3本セット 3500円(税・箱代込) 送料は別途

お届け方法は3つ。3種の商品ページがありますが、配送方法・送料のお支払いが異なります。届く商品は同じです。

*支払い方法で「銀行振込」を選択した場合、振込手数料はお客様の負担となります。

①送料元払い 4500円(商品3500円+送料全国一律1000円)  

・箱(80サイズ)に入って届きます。
・到着日の指定がある場合は、希望日の3日前までにご注文をお願いします。
・到着日の指定がない場合は、注文をいただいてから通常2~3日程度でお届けできる予定です。

●ショップページはこちら

 

②着払い 3500円

・箱(80サイズ)に入って届きます。お受け取り時に送料(高知県内800円・他県一律950円)がかかります。
・到着日の指定がある場合は、希望日の3日前までにご注文をお願いします。
・到着日の指定がない場合は、注文をいただいてから通常2~3日程度でお届けできる予定です。

ショップページはこちら

 

③直接手渡し 3500円

・オンベリーコでの直接手渡しとなります。
・希望日は、注文時に備考欄に必ずご記入ください。オンベリーコの営業時間内(9時〜19時・木曜日定休)でお願いいたします。

●ショップページはこちら

 

 

オンベリーコ  高知県土佐郡土佐町田井1353-2    Tel: 0887-72-9186   営業時間:9時〜19時  定休日:木曜日

 

宏郎さんと由香里さん

「土佐町でお店を開くことができて本当に良かった」と話す、宏郎さんと由香里さん。

オンベリーコさんのジンジャーシロップが多くの人の元へと届きますように、と願っています。

「美味しいね」と笑い合えることがどんなにゆたかなことか。
コロナ禍が落ち着いた際には、ぜひ、大切な人とオンベリーコさんの扉を開いてもらえたらと思います。

 

土佐町の方々へ

新型コロナウィルスの影響で、これまで大切に育ててきた事業がこの数ヶ月苦しい状況を迎えているという方々が多くいると想像しています。

もちろん微力ながら、とさちょうものがたり編集部も具体的になにができるのか? そういうことをずっと考えてきました。

今回の記事や、「みどりさんの金魚草を買ってください」「アメゴを買ってください」で紹介させていただいたネットショップでの販売は、現時点での私たちの見つけた答えの一例です。

実際にやってみないことにはどうなるかわからないような段階ですが、「町のために、私たちができることを(小さくても)やる」という姿勢をとさちょうものがたり編集部は貫こうと思っています。

今回のような動き、リアルとネットの橋渡しを担うような仕事を、もし必要とされている土佐町の事業者の方がいらしたら、遠慮なく編集部に声をかけてください。

とさちょうものがたり編集部

メール: info@tosacho.com

電話:0887-72-9260

 

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私の一冊

西野内小代

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「桂太郎」 倉山満 祥伝社

「今の日本に求められる宰相」というフレーズに興味を抱き読み始めました。

ニコポン宰相と表現され、「人たらし術」で人事に威力を発揮し、駆け引きに勝利、政治をコントロールできた方らしい。ニコポンとはニコッと笑ってポンと肩を叩き、物事を良い方向へと運ぶ術を表現している。

維新の高邁な志がなくなり、己の権益に迷走しがちな政治の中にあって、ひたすら日本を考え、変えようと奮闘したが、胃がんのために志半ばでお亡くなりになった。

改革はやり遂げないと結果がでないと言われています。心残りな人生だったことでしょう。

 

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私の一冊

古川佳代子

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「風をつむぐ少年」 ポール・フライシュマン著, 片岡しのぶ訳 あすなろ書房

誰しも生きていく中で、加害者になることもあれば、被害者になることもあるでしょう。 傷つけられた被害者や家族、友人たちの加害者に対する怒りや嫌悪は当然のことです。けれども加害者もまた、自分の引き起こした罪に傷つき、思慮の足りなかったこと、迂闊だったことに打ちのめされることも多いのです。

16歳の少年ブレントは転校早々開かれたパーティで恥をさらし、酔った勢いで自殺を企てます。その結果、ブレントは軽傷で済んだものの18歳の少女の命を奪ってしまいます。「人を殺してしまった」贖罪のためには何をすればよいのか?そもそも許されることなのか?大切な娘の命を奪われた母親は思いもかけない償いの方法をブレントに提案します。

罪を償うことのむずかしさ、赦されたいという願いの先にある希望が切なく伝わってくる物語です。

 

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お母さんの台所

アメゴの刺身

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2020年8月27日現在、とさちょうものがたりのネットショップで販売している「アメゴ」

塩焼きにして食べることが多いですが、アメゴには実は色々な調理方法があるのです。先日は「アメゴのひらき」の作り方をお伝えしましたが、今回は「アメゴの刺身」を紹介します。

「アメゴは刺身で食べてもうまいで」と聞いてから、ぜひ食べてみたいと思い続けていた編集部。

何人かの方にお話を伺うと、天然のアメゴには寄生虫がいる場合もあるそうですが、養殖のアメゴはその心配がほとんどないとのこと。(でも念のため、食べる際には気をつけてくださいね。そしてお刺身を作るときには、新鮮なアメゴを使ってください。)

土佐町地蔵寺地区にある長野商店の店主・長野静代さんに、「アメゴの刺身」の作り方を教えてもらいました。

 

 

 

 

アメゴの刺身は歯ごたえがあってとても甘く、箸が止まらないほど。その美味しさは想像を超えていました。

昔は山の貴重なタンパク源だったというアメゴ。昔の人たちは、さまざまな調理方法を駆使しながらアメゴを味わってきたのでしょう。その知恵に頭が下がります。

次回は「アメゴ寿司」をお伝えします!

 

*長野静代さんのことを書いた記事はこちら

40年目の扉

 

*長野さんに教えてもらった山菜寿司の作り方はこちら

皿鉢料理 その5 山菜寿司

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私の一冊

川村房子

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「月の満ち欠け」 佐藤正午 岩波文庫

新聞に載っていた宮本輝さんの文庫を買いたいと大阪で本屋に寄ったけれど、大きな店で店員さんも忙しそうで声もかけにくく、待ってくれてる家族も気にかかる。ふと見ると、「直木賞受賞作」文庫本があり購入。

あたしは、月のように死んで生まれ変わるー

この七歳の娘が、いまは亡きわが子?今は亡き妻?今はなき恋人?

過去から現在への時間軸に沿って、繰り広げられる一つの物語。恋人だったり、妻だったり生まれるまえの記憶を持ったまま、自分が生まれる前の人生を覚えていて、前世の記憶の好みや癖の一つ一つが娘の体に入っているって…。

過去から現在へ時間軸に沿って、繰り広げられる3人の男と女の物語です。

 

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お母さんの台所

アメゴのひらき

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2020年8月26日現在、とさちょうものがたりのネットショップで販売している「アメゴ」

アメゴは「渓流の女王」と呼ばれ、綺麗な水の中でしか生きることができない川魚です。栄養価が高い上に、皮目が香ばしく、ふっくらとした身が美味しい魚です。
土佐町に住む人たちは、幼い頃から保育園や地域のイベントで「アメゴつかみ」をし、まず塩焼きにして食べることが多いです。子どもたちは、その味を体に叩き込まれて大きくなります。土佐町の人たちのソウルフードのひとつと言っていいでしょう。

このアメゴには、実は色々な調理方法があるのです。

土佐町地蔵寺地区にある長野商店の店主・長野静代さんに、「アメゴのひらき」の作り方を教えてもらいました。

 

 

 

 

 

長野さんの「ひらきはうまいよ〜」という言葉の通り、アメゴのひらきは塩焼きとはまた違った、滋味深い味。少し手間はかかりますが、ぜひ試してみてくださいね。

次回は「アメゴの刺身」を紹介します!

 

*長野静代さんのことを書いた記事はこちら

40年目の扉

 

*長野さんに教えてもらった「さば寿司」の作り方はこちら

皿鉢料理 その2 さば寿司

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私の一冊

西野内小代

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「恵比寿屋喜兵衛手控え」 佐藤雅美 講談社文庫

インターネットで他の本を注文した時にお薦めとして紹介されていたので、購入してみた一冊です。

直木賞受賞作という事なので期待度も高まります。

導入部分のさりげない描写に促され、すんなり江戸へとタイムスリップできます。期待通りの面白さでした。

恵比寿屋という旅籠屋が舞台、そこの主人を中心に物語は展開していきます。

今でいう司法書士事務所も併設している旅籠なので、種々の人間模様が深い観察力で描かれています。

主人公が命を狙われるという複雑なサスペンス性も兼ね備え、先へ先へとページが進みます。

 

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とさちょうものづくり

米袋、大募集!!

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土佐町のみなさんのお家に、きっとひとつはあるのではないでしょうか?

そう、茶色の紙でできている「米袋」が!

お米を食べ終わった後にも野菜を入れたり、おがくずを入れたりと色々と重宝する米袋ですが、もしよかったら、ぜひ分けてもらえたらうれしいです。

米袋バックを作ろう!

とさちょうものがたり×土佐町社会福祉協議会、この米袋を使ってバックを作ろうと考えています。

このお話のスタートは、今年の三月からレジ袋が有料となり、エコバックが欲しいなと思っていた頃のこと。

土佐町社会福祉協議会が毎月行なっている「あったかふれあいセンター」で、地域の人たちと作ったという「米袋バック」を目にする機会がありました。

 

これはエコバックにちょうどいい!

米袋は何重にもなっていて、多少濡れても大丈夫です。先日、油1リットル、瓶に入った醤油1リットル、牛乳2本を入れて持ち帰りましたがビクともしません。

糸で縫った米袋バックを販売しているのは知っていましたが、これは折ることだけでできているバックです。

 

地域の人の仕事に

「これを仕事にする仕組みを作れないだろうか」

そう考えた編集部は、土佐町社会福祉協議会の和田郷子さんと話し合いを重ねてきました。

土佐町社会協議会が土佐町の各地域で行なっている「あったかふれあいセンター」の活動の一環として、地域の人たちが製作。とさちょうものがたり編集部がその米袋バックを販売し、その利益を仕事をした人に還元したいと考えています。

まずはやってみよう!
その姿勢でこれから製作に入ります。


ご家庭に分けてもよい米袋のある方は、土佐町社会福祉協議会かとさちょうものがたり編集部にご連絡ください。たくさんある場合は取りに伺います。(
破れや汚れがないものをお願いいたします。)

・土佐町社会福祉協議会… 0887-82-1067
・とさちょうものがたり編集部…0887-72-9260

どうぞよろしくお願いします!

 

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私の一冊

鳥山百合子

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「21世紀に生きる君たちへ」 司馬遼太郎 ドナルド・キーン監訳, ロバート・ミンツァー訳 朝日出版社

司馬遼太郎さんが子どもたちのために書いた「21世紀に生きる君たちへ」。国語の教科書にも掲載されています。

「君たち。君たちはつねに晴れ上がった空のように、たかだかと した心を持たねばならない。 同時に、ずっしりとたくましい足どりで、大地をふみしめつ つ歩かねばならない。私は、君たちの心の中の最も美しいもの を見続けながら、以上のことを書いた。 書き終わって、君たちの未来が、真夏の太陽のようにかがや いているように感じた。」

何度も読み返しては司馬さんの人間観、価値観を感じ、いつもお会いしてみたかったと思うのです。

 

話は少し遡りますが「とさちょうものがたりZINE04 山峡のおぼろ」が出た後、神山義三さんという方がとさちょうものがたり編集部に電話をくださいました。

「『とさちょうものがたりZINE04』を、著者である窪内隆起さんから送ってもらった。友人たちにも手渡したいから購入したい。送ってもらえるだろうか?」ということでした。

お話を聞くと、今は亡き奥様が入院中、義三さんは枕元で「山峡のおぼろ」を一話ずつ読んであげていたとのこと。「『今日はここまで。また明日ここから読もうね』と毎日楽しみに少しずつ読み進めていたんです。でも、全部読み終わる前に、亡くなってしまいました」と話してくださいました。

その亡くなった奥様が、神山育子さんでした。育子さんは小学校の先生で、司馬さんの「21世紀に生きる君たちへ」を日本で初めて授業で取り組んだ先生として、2000年に愛媛県で行われた「えひめ菜の花忌シンポジウム」に招かれました。そこには窪内隆起さんも招かれていて、司馬文学を21世紀にどう受け継ぐか、議論をしたそうです。

それがご縁で、義三さんと育子さん、窪内さんは長年手紙や電話でやり取りするようになったとのこと。

枕元でお話を読む義三さんの声に耳を傾けながら、育子さんは、懐かしい窪内さんの顔も思い浮かべていたことでしょう。

その風景が見えるようで、涙がこぼれました。

司馬遼太郎さんの編集者だった窪内隆起さんが書いてくださった「山峡のおぼろ」が、神山さんご夫婦と私たち編集部との新たな出会いを運んできてくれました。

この本を開くたび、窪内さんや義三さんや育子さんのことを思っては、ご縁の不思議さと尊さを思います。

 

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コロナに負けるな

アメゴ、売れて〼

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みなさま。

 

去る8/10に公開した記事「アメゴを買ってください!」にはたくさんの反響をいただきありがとうございました。

アメゴを買ってください!

 

たくさんの方々に記事のシェアや拡散をしていただき、おかげさまで土佐町のアメゴは順調にお客様の元へ届き始めています。

今回は、ご購入いただいたお客様からありがたいご感想をいくつかいただきましたのでご紹介します。

 

故郷の味が恋しくなり注文。
全て塩焼きにするつもりでしたが、立派なのが8尾入っていて、塩焼きだけでは食べきれないと気づき南蛮もやりました。 美味しくないわけがない… いや、美味しいのは注文する前から分かっていたじゃないか…。
魚の下処理というのでしょうか、調理バサミを使って簡単にできました。内臓が綺麗かつ嫌なにおいもしなかったので触れるのに抵抗感を抱くことなく作業できました。
自分はできる環境にないのでやりませんが、これは干物にして食べたら確実に酒が止まらなくなるやつ。 懐かしい味が堪能でき、大変満足です。アメゴを育ててくれた人や発信してくれた人に感謝。
今回かなり安くしていると思うので、いずれ家族と赴き、然るべき対価を払い炭火焼きなどでいただきたいです。
たかさん 8/21

 

届いたアマゴは大きくて、塩焼にして頂きました。大変においしかったです。ただ、アマゴを購入する機会などめったにないので、塩焼の時の、アマゴにまぶす塩の量、他の調理の仕方など、少々戸惑いました。パンフレット一枚でもよいので、レシピがついているとよかったです。
玉猫さん 8/18

 

パンフレットの件は検討させていただきます!貴重なご意見ありがとうございました!

またこんなFB投稿も‥

 

こちらこそありがとうございました!

 

土佐町石原、工石山の清流が育てた土佐アメゴ養殖さんの新鮮アメゴ、9月末まで継続して販売中です!

アメゴを買ってください!

 

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