2019年3月

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

西野内小代

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「もものかんづめ」 さくらももこ 集英社文庫

 

「ちびまる子ちゃん」の作者であるさくらももこさんのエッセーです。

抱腹絶倒、嘘のような本当のお話がてんこ盛りです。

ちびまる子ちゃんはももこさんだったんですね。

人生を早足で駆け抜けてしまったももこさん。

きっと天国でも変人(?)の神様たちに囲まれて、エピソードには事欠かない第二ラウンドを過ごされている事でしょうね。

西野内小代

 

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土佐町のものさし

【番外編】ブータン・GNHレポート No.1

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 土佐町の新しい指針を作る過程を追う「土佐町のものさし」、今回は【番外編】として、GNHの産みの親であるブータンのGNHの現状を、とさちょうものがたり編集長である石川がレポートします。

 

1.  GNHコミッション

 

さあ、ここからはGNH関連の人物や取り組みなどを、ブータンの風景などとともに紹介していきます。

順不同で、独断と偏見により石川が紹介したい順に書いていきます。

まずはGNHコミッション(GNHC)

これがティンプーの中心にほど近い、GNHコミッションの建物。

いきなりGNHの総本山のようなところに来てしまいました。

GNHコミッション」はブータン政府の政策が、GNHに基づいた策定がなされているかというチェック機能を持った国権の最高機関です。

GNHの哲学に則した、ブータン全国民にとっての「幸福度の促進」を目指す公的な機関なのです。

 

GNHコミッション入り口。ちなみにブータンの建築物は全て伝統的な外観を保つように義務付けられています。

GNHコミッションのデチェン・ペルモ(Dechen Pelmo)さん。

 5ヶ年計画とブータン・ビジョン2020

 

ブータン政府は、1961年より5年毎に 「5カ年計画」(“The 5 Year plans of Bhutan”) を作成し、それを指針にして国を運営しています。

2018年にその11番目の計画が終了し、2019年度から新たに12番目の「5カ年計画」が始まります。

その5ヶ年計画ももちろんGNHに則ったものであり、それぞれがGNHの理念をどう具体化するかという指標です。
またブータンには1999年に策定した長期ビジョン、通称「ブータン・ビジョン2020」があり、これには都市部と地方部の格差是正、貧困削減、産業振興等が大きな目標として設定されています。

2020年までの目標設定ですね。

 

そういった5年ごと、20年ごとの大きな流れの中で、GNHコミッションは特にGNH(国民総幸福度)をどのようにブータンに浸透させていくか、またはどうGNHの理念と現実を噛み合わせていくかという観点で仕事をしている機関です。

いわばGNHの運用面と言ってもいいかもしれません。

 

第12回5カ年計画 12 FIVE YEAR PLAN 1 NOVEMBER, 2018 – 31 OCTOBER, 2023

Bhutan 2020 : A Vision for Peace, Prosperity and Happiness  Part 1

Bhutan 2020 : A Vision for Peace, Prosperity and Happiness  Part 2

 

  GNHインデックス

 

ブータンのGNHは、GNHインデックスという指標を使い、GNHアンケート調査(前回は2015年に実施)の結果をこれにより分析発表しています。(Center for Bhutan Studies & GNH

GNHインデックスによると、前々回のアンケート調査に比較して、前回のものは例えば‥

  • 身体的な健康は上昇⤴︎
  • 精神的な健康は下降⤵︎
  • コミュニティへの所属意識は下降⤵︎

というような結果が出ているので、この結果に沿った現実的な施策やプロジェクトを行っていくという考え方です。

 

2015年ブータン幸福度調査報告書 A COMPASS TOWARDS A JUST AND HARMONIOUS SOCIETY | 2015 GNH Survey Report 

 

  政策のチェック機能 ポリシー・スクリーニング・ツール

 

またGNHコミッションは幸福度の観点から見た政策それぞれのチェック機能も担っています。

ポリシー・スクリーニング・ツール(Policy Screening Tool)というのがそれにあたり、22種類のチェック項目が、各4点満点で設問されています。

 

上の図のように、1. ストレス 2. 文化 3. 身体的運動‥‥とチェック項目が22個あり、それぞれ4点満点で採点する

 

つまり全てにおいて4をもらえれば、88点満点になります。これを閣僚とGNHコミッションのメンバーの15人〜20人で検討し、66点以上取れればその政策はオッケー!ということになります。

66点以下の場合は策定者に差し戻され、修正のうえ再度のチェックになります。

これはGNHがどうしても「理念」の話であるが故に、どうやって現実的に効力を持たせるかという点においてとても大切なことだと、個人的には思います。

正直に言えば、今回ブータンにはるばる来た理由もそこにあります。

「幸福になった方がいいよね〜」というようなことは、誰でも口で言うことはとても簡単なことな訳です。

「より幸福になりたい」という思いも全人類で共有できるものでしょうし、言えばある程度の共感は得られる。

ただそのために、じゃあ何をどうやっていくのか、が難しい。現実とどのようにぶつかっていくのか、どうしたら言いっ放しにならないで現実的な行動に繋げられるのか、そういった観点からGNHの運用面を知るためにブータンまで来たのです。

そしてこのポリシー・スクリーニング・ツールも、現実とGNHを噛み合わせるための仕組みのひとつと言えるでしょう。

 

 政策(ポリシー)のチェックとプロジェクトのチェック

 

GNHコミッションのデチェン・ペルモさんによれば、政策(ポリシー)のスクリーニングは上記のような仕組みで行っているのですが、その政策に付随する形となる具体的なプロジェクトまではスクリーニングを行っていないということ。

「そうね、プロジェクト単位でもスクリーニングはすべきだと私も思います」

そうデチェン・ペルモさんは話していました。

今後のGNHコミッションの動きとして実現するかもしれません。

 

 

 GNHとビジネス

現在、新たな動きとしてGNHコミッションが取り組んでいるのが「GNH サーティフィケーション (GNH Certification)」と呼ばれる、ビジネスにおいてGNHの観点を当てはめていく仕組み。

これは2018年より稼働し始めた新しい取り組みということです。

ブータンで新たなビジネスを始める際にこの認証を受ける必要があり、この認証はGNHの価値観にそのビジネスが沿っていることを証明するものだそうです。

 

 いきなり堅い話になった!

このブータン・GNHリポート、第一回からいきなり堅い話になりました。

書いている当人もちょっとツライ。。。頭がついていかない。。。

ブータンのGNHのことを見聞きするためのブータン行なので、これはこれで必要なのですが、ずーっとこんな調子でいったらぼくの頭が爆発してしまう。。。

次回は、もう少し柔らかい記事にすることを誓います!!

 

パロ近郊の村での1枚。女の子は「キラ」と呼ばれる民族衣装を日常的に着ています。

 

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 おかげさまで1115枚! みなさまありがとうございました!

とさちょうものがたりと障がい者就労支援施設どんぐりのシルクスクリーン事業がスタートして早1年、いろいろと試行錯誤や小さな失敗を経験しながら、1年間で以下の表のような成果となりました。

これもひとえに、温かい笑顔で(ときにきびしく)応援してくださった方々、そして商品のひとつひとつを購入していただいた方々のおかげです。

本当にありがとうございました!

とさちょうものがたりとどんぐりから、特大の感謝をお伝えしたいと思います。

 

画像 名称 枚数
土佐町 x 下田昌克ポロシャツ 402
  高知大学地域協働学部ポロシャツ 8
  大豊町社協ポロシャツ 132
   ・れいほく博ポロシャツ  30
 ・土佐町小6年生運動会Tシャツ  46
   ・湖畔マラソンTシャツ  238
   ・土佐町ハッピ(産業振興課)  10
   ・野中祭ハッピ  50
・川田ストア駅伝チームTシャツ  43
  ・下田昌克Tシャツ  52
 

トートバック(Edition)

16
  トートバック(マチ付き) 50
・トートバッグ(ブルー) 30
   ・エプロン 8
合計 1115枚

 

 2019年度の新作をお楽しみに!

そして昨年もやりました「土佐町オリジナルポロシャツ」、今年もまた新たな絵柄で新作を販売します!

背中の絵は、もちろん絵描きの下田昌克さん、印刷はどんぐりのメンバー。

もうまもなく詳細を発表いたします。お楽しみに!

 

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私の一冊

石川拓也

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「マイ仏教」 みうらじゅん 新潮新書

 

みうらじゅんさんは天才だと思っています。

なんというか、一貫してすっとぼけた(ように見える)言動ですが、そこに実はとても深い洞察がある。

現実のネガティブな面を、言い方や捉え方でポジティブなものに変えていく力がこの人の言葉には備わっている。

以前、いちど写真の撮影でお会いしたことがあるのですが、その時は

「人間誰もが年を取ってくると、尿漏れとか深刻に悩んだりするけども、それ例えば『スーパー尿漏れ』とか名付けたらちょっとポジティブじゃない?」

ってことを延々と力説されていました。単純におもしろかった。

みうらじゅんさんとか笑福亭鶴瓶師匠とか、そういった力を持った方はたまにいらっしゃいますよね。

昔はお坊さんとかがそういう役割を担っていたのかなと思います。

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くだらな土佐弁辞典

ばあ

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【副助詞】

〜ぐらい(位)

▼使用例:

「ばあちゃんは、そればあのことしっちゅう」
(ばあちゃんはそれぐらいのこと知ってる)

「友だちは2時ばあに来る」
(友だちは2時ぐらいに来る)

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私の一冊

藤田英輔

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「居酒屋兆治」 山口瞳 新潮社

・世の中には頭のいい男がいる。他人のすることを悪意としか受け取らない男がいる。保身のために全力をあげて戦う男がいる。つまらないことを気に病む男がいる。徒党を組まれることを病的に怖れる男がいる。猜疑心の強い男がいる。(兆二には)それくらいのことしかわからなかった。

・(兆二は)絶対に卑怯な真似だけはしないでいようと思った。嘘はつくまいと思った。見苦しいことだけはやるまい。

・(兆二は)あの頃の方が現在より大人っぽかったような気がする。分別臭い処があった。

・さあ、どっちが人間らしい生活だろうか?(メキシコと日本の労働者を比べている。メキシコ人は土曜日に週給をもらうとまず全員が次の週の木曜日まで休んでしまう)。

 

それぞれ記憶に残っている文章である。そう有りたい、そう成るまいと思い生活しているのだが…。

考えるだけ詮ないことだが「いつの頃が楽しかったか?」とか考えて呑んでいると早く酔ってしまうよ。

 

「居酒屋兆治」は高倉健主演で映画になっている。(1983年制作・東宝)伊丹十三、ちあきなおみ…。いい味出してるね。

藤田英輔

 

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読んでほしい

高峯神社への道 その4

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これは高峯神社の守り人、筒井賀恒さんと一緒に、高峯神社への道しるべを辿った記録です。
今日は「地図上4」の場所にある石碑についてのお話です。

 

(「高峯神社への道 その3」はこちら

 

3つ目の石碑からさらに坂道をのぼっていく。山の中を抜けていくくねくねした坂道の途中には、ここに一軒、ここにも一軒、とぽつんぽつんと道沿いに家が建っている。人が暮らしている家には洗濯物が干され、花が咲き、当たり前かもしれないが人の気配がする。竹やぶや杉林の間からこぼれてくる光の間を抜けると、道の左側にコンクリート塀が現れる。

その塀の片隅に4つ目の石碑はある。

「従是 三宝山」

4つ目の道しるべは、右は瀬戸方面へ、左は陣ヶ森へ向かう道との分岐点にある。

「従是(これより)三宝山」

この石碑は二つに割れてしまい、下の部分が行方不明になっているのだそうだ。

 

ちなみに左の道を選ぶと、陣ヶ森へたどり着く。

陣ヶ森の存在は、何ものにも代え難い。今この瞬間も、この場所にはこの風景が広がっている。

 

この石碑から先は、車一台通るのがやっとという道に入っていく。賀恒さんによると、この道は「馬道」というそうで、昔は馬一頭がやっと通れるくらいの道だったそうだ。馬道の先に暮らす山の人たちが、馬の背中にお米や生活用品、時には焼いた炭をのせて運んでいたという。

 

(「高峯神社への道 その5」へ続く)

 

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私の一冊

鳥山百合子

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「しりとり」 安野光雅 作・絵 福音館書店

すもも、ものほしざお、おかめ、めかくし、しらさぎ、ぎょうじ、じんちょうげ、げた、たいこ…。

一番最初のページで選んだ絵としりとりができる絵を次のページから選んでいきます。

その絵はどこにあるかな…?と探しながらページをめくり、なんて優しい美しい絵だろうと、ほおっとため息がもれます。

こどもの生活のなかにあるものと「ことば」がつながる瞬間。

それはきっと、世界がちょっとずつ広がっていくようなことなんじゃないかなと思います。

こどもたちと世界の出会いが、どうかよきものでありますように。

安野さんの願いが伝わってくるようです。

鳥山百合子

 

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ある日、土佐町のスーパーの産直市で大根のお漬物を買いました。
半分に切られた真っ白な大根、柚子の皮、昆布が入っていて、その美味しかったこと!

誰が作っているものなのかな?と名前を見てみると(産直市で売られているものはシールに生産者さんのお名前が書かれています)「沢田智恵」。
いつもお世話になっている智恵さんが作ったものでした!

すぐに連絡し「智恵さんが作ったお漬物がとっても美味しかったので、ぜひ作り方を教えてください」とお願いすると、「まあまあ、私のでよかったら!」と言ってくださいました。

1月28日と2月1日の2日間、智恵さんのお家にうかがって作り方を教えていただきました。

「大根を抜くところからやりましょう」と話していたのですが、約束していた日の前日は、なんと、雪。智恵さんは天気予報をみて、事前に大根を畑から収穫しておいてくれました。

 

 

 

 

この日、1月28日はまだ雪が残る冷やい日でした。塩漬けした大根は外の軒下に置いておきます。「寒かったらね、味が狂わない。(外は)冷蔵庫みたいになるから」と智恵さん。

そして「塩漬けしてだいたい4~5日おいてから、本漬けするのよ」とのこと。

 

智恵さんが話していた通り、この日の夕方には大根はほぼ水につかっていました。

カレンダーを見ながら「本漬け」する日を決め、この日は帰りました。

 

「本漬け」の様子は「沢田智恵さんの酢漬け大根づくり 2日目(本漬け)」でお伝えします!

 

 

*智恵さんはご主人の健次さんと共に、あか牛を育てています。

沢田健次・智恵(高須)

 

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私の一冊

藤田純子

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「角野栄子の毎日いろいろ」 角野栄子 角川書店

漠然と思い描いている未来の自分。こうでありたいと願う自分の姿。

歳をとることにそれほど逆らわず、でもあきらめてしまいたくもない。

この本の作者、角野栄子さんの生活スタイルに共感することがたくさんあった。

素敵な先輩にまたひとり会えた。

藤田純子

 

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