撮影したのは11月。これを書いている日は12月23日。撮影時から少し季節が移ろってしまった気がしていますが、晩秋の土佐町峯石原です。
向こうが見えないくらい延々と連なる山々とその向こうの青空を臨む子供たち、左から片岡心海ちゃん、植田一武輝くん、片岡海斗くん。
本格的な冬の空が来る前の、少し柔らかい秋の終わりの空と山でした。
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図らずもTPP。あっちのTPPではありません。
土佐町在住の写真家、石川拓也がひと月に1枚のポストカードを作るプロジェクト。
2016年11月から始まり、たまに遅れたりもしながら、いちおう、今のところ、毎月1枚発表しています。
各ポストカードは土佐町役場の玄関と道の駅さめうらにて無料で配布しています。
以前、「土居の散歩道」という記事でも紹介した森地区の山道。
なぜかこの道がとても好きで、仕事中に頭が煮詰まるとちょっとだけ歩きに来たりしています。
この日、午後3時ごろの木漏れ日は、冬の日差しの柔らかさはあれど身体も心も少しだけ温めてくれるような気がします。
職場や生活圏のすぐ近くにこういった環境があることが、とても豊かなことだと感じます。
歩いているのは山﨑叶登くんと健塁くんの兄弟。
まだお母さんと離れるのを嫌がる弟の健塁くんを、叶登くんが優しく抱き抱えて歩く姿は立派な「兄」の後ろ姿でした。
地蔵寺の河内神社。
河内神社は、上・中・下地蔵寺と平石・立割の方々が氏神として敬う神社です。
この撮影のため1月中旬の夕方4時ごろに伺うと、冬の夕陽は真っ直ぐに鳥居の向こうから差していました。
この河内神社には何度も来ているのですが、これまで方角を意識して来たことはありません。
鳥居はまっすぐ西に向いていて、参道は西から東に伸びているということですね。
聞いたところ、神社が建てられる方角に一定の決まりがあるわけではないということですが、こうして鳥居の向こうに夕陽が少しずつ落ちていく様子を見ていると、何かしら方位に関わる古代の見識が、この河内神社の設計の土台に関わってるいるような気がしてなりません。
参道を行ったり来たり、駆け回ってくれたのは田畑朔くんと迅くんの兄弟です。