土佐町の隣町、本山町の「大原富枝文学館」の職員さんからご注文をいただき、シルクスクリーン印刷でスタッフジャンパーを作りました!
本山町出身の作家・大原富枝さんの生涯と文学を紹介する「大原富枝文学館」は、大原富枝さんの取材ノートや生原稿など、作家の息遣いが伝わってくるような資料が展示されています。結核を患いながらも執筆した代表作「婉という女」は、英語やロシア語、ポーランド語にも訳され、多くの人々に愛され続けています。
文学館には緑ゆたかな中庭があり、職員さんが窓のそばにそっと歩み寄って「雉鳩が巣を作っているんですよ、ほらあそこに」と指差して教えてくれました。その眼差しと声には、文学館という場所への愛情が溢れていました。
制作風景
印刷は、大豊町の障がい者支援施設ファーストと、土佐町のどんぐりのメンバーさんが行いました。
完成したジャンパーを届けると、早速着てくださいました。「わあ〜、いいね!」と、ジャンパーを着たお互いを褒め合う職員のお二人の姿を見て、こちらもうれしくなりました。
後から届いたお礼のメールにはこう書かれていました。
「ルンルン気分です。 つくってくださった皆さんにどうかよろしくお伝えください」。
シルクスクリーンで作ったものが、手にした人の毎日を少しでも楽しくするものになるのなら、こんなに嬉しいことはありません。それこそが、この仕事をやる意味の一つです。
大原富枝文学館の職員の皆さん、ありがとうございました!