2022年11月

メディアとお手紙

「USAGI カレンダー2023」、高知新聞に掲載されました!

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「USAGI カレンダー2023」、高知新聞に掲載されました!

2022年11月23日付の高知新聞に「USAGI カレンダー2023」についての記事が掲載されました。カレンダーが完成し、皆さんに届けに行った時のことを高知新聞嶺北支局の谷沢丈流記者が取材、記事にしてくださいました。

写真は香美市の障害者支援施設白ゆりの皆さん。カレンダーができるのを心待ちにしていてくれました。白ゆりの職員さんによると「カレンダーはいつできるの?」「いつ持ってきてくれるの?」と、利用者の皆さんから質問攻めにあっていたとか。

数字や文字を描いてくれた方には一部ずつプレゼントしました。ページをめくり、自分の描いた数字や文字を探して「これだこれだ!」と教えてくれたり、「自分の部屋に飾っていいの?!」と職員さんに聞いている方も。白ゆりの皆さんが拍手して喜んでくれていた姿を見て、こんなにも楽しみにしていてくれたんだなあと感極まるものがありました。

 

個性詰まったカレンダー

土佐町などで販売 県内障害者80人制作

 【嶺北】県内7カ所の障害者支援施設の利用者が数字や文字をデザインした2023年のカレンダーがこのほど完成し、高知市内の書店などで販売されている。施設利用者は「来年が希望に満ちた年になるように思いを込めた」と、個性が詰まったカレンダーをPRしている。
カレンダー作りは、土佐郡土佐町の魅力を発信するウェブサイト「とさちょうものがたり」編集部が企画し、今年で3回目。これまでの同町や長岡郡本山町、大豊町の施設利用者に加え、今年は高知、南国、香美の3市からも制作に参加した。
各施設の利用者計約80人は、9月ごろに制作をスタート。ペンや折り紙、葉っぱなどを使ってユニークなデザインを考えた。雪だるまやロボットの形をした楽しげな数字もあり、香美市土佐山田町山田の障害者支援施設「白ゆり」で生活する森田晃徳さん(55)は「ペ ンに希望や思いやりの気持ちを込めて書いた。特に若い人たちに見てもらいたいと目を輝かせていた。
税込み1,500円で千部限定。高知市の金高堂書店本店や土佐町のスーパー「末広」などで販売している。
問い合わせは同編集部(0887・72・9260)へ。

この記事を読んで、早速、金高堂書店さんで購入してくださった方もいたと聞いています。ありがとうございます!

高知県内7つの障がい者支援施設の皆さんと作った「USAGI カレンダー2023」。2023年の毎日が、ちょっと楽しくなることうけあいです。
ぜひ手に取ってみてくださいね!

 

販売開始!!「USAGI カレンダー 2023」

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私の一冊

山門由佳

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「すみっコぐらしの勉強が好きになる方法」 「すみっコぐらしのお友だちとなかよくする方法」 主婦と生活社

今までの人生、悩み迷ったとき…いつも救われたのは誰かの名言や文章でした。著名人であったりなかったり、本で、インターネットで、テレビで、あるいは面と向かって…その『言葉』と出会えたおかげで心が救われたことは数知れません。自分で今まで集めてきた膨大な「言葉」を記したノート、手帳、メモ帳はずっと宝物です。

それぞれの年代にそれぞれの悩み。今後、自分の子供達が大きくなるにつれ直面するであろう悩みゴトに対して、人気キャラクターのすみっコぐらしたちがやさしい言葉で導いてくれる、この本を手にとりました。

未だくうねるあそぶが人生の彼らですが、そっと本棚のすみっコにしのばせております。出番が訪れるその日がくるまで…。

 

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笹のいえ

夏からこっち

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前回記事のアップが九月中頃だったから、二ヶ月半以上振りの更新となる。そして気がつけば、今年もはや残り一ヶ月を切ろうとしている。

夏からこっち、思い返してみると、毎日いろんなことがあった。長女とふたり旅したり、子どもたちの運動会やスポーツ競技を観戦したり、台風で家が三日間停電したこともあった。

田畑では夏野菜の撤収や秋冬野菜の準備、稲刈り、大豆の刈り取りなど、野良作業も盛り沢山だった。いや、過去形ではなく、いまもやるべきことはたくさんある。

毎年春前に、だいたいのスケジュールを組んでその通りに進めようとするが、予想外の出来事などによって、じわじわと遅れだし、間に合わないスケジュールに右往左往することが常だ。そのしわ寄せを次の春までにどうにかリセットして、新しいシーズンを迎える。まあ僕がリセットできていなくても、春は強制的にやって来るわけだけど。

今年は計画より二週間ほどずれ込んでいる感じだ。もはや予定通りにいかないことのほうが多いので、少々のことは笑って済ますようになった。反省をしないから同じことでつまずく。つくづく進歩がないな、と自分で思う。

それに比べて、地域の人たちは毎年予定を順当にこなしているようにみえる。

特に自然との付き合い方が上手だなあといつも感心させられる。

例えば、予定していた作業が荒天などで変更せざるを得ない場合、せっかく用意した機具を一旦片付けなければならないし、声を掛けていたお手伝いたちがリスケした日に集まれるとは限らない。僕なら、どうにかして当初予定していた作業ができないかと頭を抱えるところだ。

しかし、そんな場面でも、

「じゃあこうしよう」

と、こともなげに予定変更する。

プランAがダメなら、プランBを。それがダメなら、また考えようというふうに。

それは、人間の思い通りにならない自然との「自然な」付き合い方のように見える。自分の力が及ばない大きな存在に対しての、畏れや期待、諦めを何年も何世代も経験した先にある対処法なのかもしれない。加えて、地域に根付いている繋がり(結)によって、そのときそのときの柔軟な対応が可能なのだ。

彼らと交流したり一緒に作業することで、その何十年何百年続く知恵や技術を垣間見ることができるのは、本当にラッキーだ。

 

 

写真:夏ごろ、直径5mのトランポリンがやって来た。最初に長女が熱望し、「五人兄弟の一年分の誕生日プレゼント」とすることに兄弟間で合意し、手に入れた。組み立てた日から、子どもたちは毎日飽きもせずジャンプしてる。やってみると、これがなかなかの運動量で、僕はすぐ息があがってしまう。子どもたちはときに暗くなっても跳ね続けたり、雨の日もびしょ濡れになりながら遊んでる。屋外なので、メンテナンスは誰がやるんだ、台風の時はどうするんだ、とブツブツ言っていた僕だが、二歳になる末娘までも楽しそうに跳ねている姿を見て、いつもの呪文を心で唱える。

「まあどうにかなるか」

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読んでほしい

思いがけない贈りもの

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軒並み値上がり、野菜も然り。今までスーパーで100円台で買えた葉物が200円台後半になっている。伸ばした手を引っ込めて、はたと考え込んでしまう。本当は何種類か欲しい葉物を二つでやめておく。「値上がりだって」なんて、いよいよ笑って言えなくなってきた。

かぶ、春菊、水菜、ほうれん草、ちんげん菜。ある日、近所の人に透き通るような緑の葉物を頂いた。スーパーで買ったらお札が必要になるくらいの量だった。鍋も気軽にできないな、と思っていたところに惜しみなく届けられた野菜。玄関先に現れたみずみずしい一山は、私の内側をすくいあげてくれた。

 

その日の晩ごはんは決まった。

まずは鶏がらスープの出汁を用意する。豚ひき肉にささがきごぼう、卵、味噌、少しの砂糖を加えて作る肉団子。沸いた出汁にポトリと落とす。きのこや豆腐、白菜を加え、そしていただいた葉物たちを思う存分ふわっとのせる。そうそう忘れちゃいけない、お餅も具の間に忍ばせて、しばし蓋をする。

湯気の向こうから「ほお〜、うまそう!」と声があがる。皆で鍋に手を伸ばす。水菜の先からは出汁がポタポタと溢れ、しみじみと、本当にしみじみと、おいしかった。ありがとうございます、と思った。

思いがけない、ありがたい贈りものだった。今まで、こういった出来事にどれだけ助けられてきただろう。

私がこれまで何とかやってこれたのは、いつだってそばに「人」を感じてきたからだ。

ここにあなたがいる。ここに私がいる。その実感を得られることで、昨日よりも前を向けた。

その週末、遅ればせながら春菊と小松菜とほうれん草の種を蒔いた。今からだと遅いかもしれないが、少しずつでも育つと良いなと思って今日も畑に足を運ぶ。もし上手く育ったら、今度は私が誰かに届けたいと思う。

 

 

写真左は、一緒に届いたポン菓子。その人はポン菓子とは言わず「ガリ」と呼ぶ。「昔は、機械を持った人が近所を回ってきた」と教えてくれた。

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とさちょう植物手帖

リンドウ(竜胆)

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リンドウは漢名「竜胆」の音読みが変化した語。根の味が「竜の胆のように苦い」と表現されたのが名前の由来だそうです。

人里近くでもごくふつうに見ることができる花です。群生はせず、単独で自生しています。

3脈が目立つすっきりした形の葉っぱが対生し、花は印象深い青紫色で茎の先や上部の葉腋(※ようえき)にかたまってつきます。雨の日や夜間は、花の先は渦巻いて筆のような形になって閉じます。

写真は地蔵寺川の川岸で撮ったものです。夏場は大雨のたびに浸水を繰り返すような場所ですが、岩肌に数株のリンドウが生育しており毎年11月頃になると顔を見せます。

今年は一本の茎に驚くほどたくさんの花をつけた株に出合いました。スゲの葉に隠れるようにして咲いていましたが、鮮やかな青紫色が夕方の木漏れ日に輝いてとてもきれいでした。

 

 

キチジョウソウ(吉祥草)とノコンギク(野紺菊)

キチジョウソウ(吉祥草)

リンドウを見に行く途中、キチジョウソウとノコンギクが咲いていました。

キチジョウソウは相変わらず背の高い葉っぱに埋もれるようにして咲いていました。

 

ノコンギク(野紺菊)

ノコンギクは「野に咲く紺色の菊」という意味合いで命名されたようですが、花の色は白から薄紫、濃い紺色までいろいろあります。花期がとても長く、早いものは7月頃から咲き、シロヨメナと共に野菊を代表する植物の一つです。

 

※葉腋(ようえき):葉のつけ根のこと。ふつう、この部分から芽(葉芽や花芽)が出る。

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くだらな土佐弁辞典

こぶる

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こぶる

【動詞】(水を)かき混ぜる

 

例: 昆布が水をこぶる  *特に足で水をかき混ぜる動作を指します

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私の一冊

古川佳代子

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「ルリユールおじさん」 いせひでこ 講談社

ソフィーの宝物は大きく立派な植物図鑑です。ところが何度も何度も読んでいるうちに閉じ糸は弱くなり、ある日、ページがばらばらになってしまいます。本屋に行けば新しい図鑑はたくさんあるけれど、ソフィーに必要なのは、この本を直してくれる人でした。

やっと見つけた「ルリユールおじさん(製本職人)」は、図鑑がソフィーにとってどんなに大切なのかを理解し、丁寧に綴じ直し、世界にたった一冊の図鑑に生まれ変わらせてくれました。本を抱きしめたソフィーの姿のなんて幸せそうなこと。このシーンを読むたび、私も幸せな気持ちになります。

興味津々でおじさんの周りをうろうろしながらおしゃべりするソフィーと、ルリユールおじさんの受け答えから醸し出される穏やかで満ち足りた時間は絵本ならではのもの。おとなの方にも楽しんでほしい作品です。

 

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判型:A3変形 13ページ 定価1,500円 (税込)

 

USAGI カレンダー 2023、販売開始です!!

「USAGI カレンダー 2023」、11月19日より販売開始です!

今年3年目の取り組みとなる今年のカレンダー。
今年は高知県内7つの障がい者支援施設と支援学校の利用者さん、児童が描いた数字と文字で作ったカレンダーです。
参加施設は、りんどう(本山町)・ファースト(大豊町)・ウィール社(南国市)・白ゆり(香美市)・高知県立山田特別支援学校(香美市)・サポートぴあ(高知市)。土佐町は個人の方が参加しました。

皆さんが口を揃えて、今回の制作を「とても楽しかった!」と言ってくださったことは、編集部にとってとても大きな喜びでした。

 

 

 

ファースト(大豊町)

 

りんどう(本山町)

 

サポートぴあ(高知市)

 

白ゆり(香美市)

 

高知県立山田特別支援学校(香美市)

 

ウィール社(南国市)

 

2023年、今年のカレンダーのタイトルは「USAGI カレンダー 2023」。干支にちなんで「USAGI」と描いたのは、昨年に引き続きファーストの大尾剛くん。大尾さんの発想にはいつも驚かされます!

「カレンダー」の文字は、「サポートぴあ」のメンバーさん。「2023」は「りんどう」の皆さん。合作のタイトルです!

寄付金付きのカレンダー

このカレンダーは、寄付金付きのカレンダーです。
あなたがこのカレンダーを一冊買った場合。
定価は1,500円(税込)です。そこからまず、200円(①)が「寄付」として7施設に1/7ずつ分配されます。
そして一部毎に130円(②)が販売した施設の元へ。

そして残った金額が来年度のカレンダー制作費に使用されます(③)。

*これとは別に、原稿料として各施設に10,000円がお支払いされています。

 

 

「カレンダーを買ってください」ではなく‥

この記事の趣旨は、「カレンダーを買ってください」ということでは、実はありません。

カレンダーの製作販売はあくまで表向きのもの。本当の目的は「彼らをサポートする仕組みにお金を出してください」ということ。

各障がい者支援施設のメンバーさんの力を発揮して作ったモノを買ってもらい、それが直接的にメンバーの方たちや各施設の収入に繋がる。カレンダーの製作販売はその一例にすぎません。

 

 

 

ご注文はこちらへ!

カレンダーはこちらの各施設で販売しています。電話での注文をお願いします。

 

参加施設での販売

りんどう(障害者支援施設 しゃくなげ荘) 高知県本山町北山甲303−1    電話 0887-76-2811

就労継続支援B型ワークセンター ファースト 高知県長岡郡大豊町高須231    電話0887-72-1570

社会福祉法人 土佐厚生会  ウィール社 〒783-0052 高知県南国市左右山269−1 電話 088-862-3455

障害者支援施設 白ゆり 〒782-0016 高知県香美市土佐山田町山田1192−1     電話 0887-52-4131(担当 西尾)

社会福祉法人  土佐あけぼの会 サポートぴあ  〒781-8010 高知県高知市桟橋通3丁目10-14 電話 088-837-8277

 

高知県のお店

高知県内で販売していただいているお店はこちら。

金高堂書店  本店  〒780-0841 高知県高知市帯屋町2-2    電話  088-822-0161

高知蔦屋書店       〒781-0084 高知県高知市南御座6−10 電話  088-882-5544

末広ショッピングセンター 〒781-3521 高知県土佐郡土佐町田井1353−2 電話 0887-82-0128

カフェZOE 〒781-3401 高知県土佐郡土佐町土居259−1

お菓子工房 Dolce&Merenda  〒781-3521 高知県土佐郡土佐町田井1372-3    電話 0887-72-9098

麺処Monk 〒787-0033 高知県四万十市中村大橋通6丁目6−25

もちろん、とさちょうものがたり編集部でも。

とさちょうものがたり編集部(来訪される際にはご一報ください)〒781-3492 高知県土佐郡土佐町土居177   電話  0887-72-9260

 

 

大阪・京都・奈良

クレヨンハウス大阪店 〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3丁目34−24  電話  06-6330-8071

恵文社(一条寺店)   〒606-8184  京都府京都市左京区一乗寺払殿町10      電話  075-711-5919

torito te   〒630-8222  奈良県奈良市餅飯殿町45  S-D 夢長屋

一般社団法人 南正文よろこびの種を 〒632-0052 奈良市天理市柳本町 72-1

 

遠方の方はネットショップで!(送料無料です)

とさちょうものがたりネットショップ

 

 

カレンダーは限定1,000部です。

毎年、お世話になっている方たちへのお歳暮として購入してくださる方もいます。クリスマスや年末年始の贈り物にいかがでしょうか?

毎日折に触れて目にするカレンダー。日々のちょっとした楽しみになりますように!

 

 

 

 

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2023年のカレンダー制作が始まりました!2021年、2022年に続いて3年目の取り組みです。

今まで、高知県れいほく地域の3つの障がい者支援施設の皆さんに数字を描いてもらってきましたが、今年はれいほく以外の地域の障がい者支援施設の方たちも加わってくださることになりました。

これから、制作風景を順番に紹介していきます。

 

社会福祉法人  土佐あけぼの会 サポートぴあ

「サポートぴあ」は、高知市内の住宅街にある就労継続支援B型事業所です。パソコンサービス等の社会活動を通し、就労に向けての準備をするための場所として、データや原稿の入力や、ホームページの制作等を行なっています。伺った日は、ある施設から依頼されたという機関誌の印刷・製本の仕事の真っ最中でした。

サポートぴあさんが、今回のカレンダー作りに参加してくださることになったのは、本山町社会福祉法人 本山育成会の相談支援専門員 田岡香織さんが紹介してくれたことから。所長の武田さんが、「何人か興味がありそうな方がいるので、やってみましょう」と快く引き受けてくださいました。

 

制作開始!

4人の方が制作に参加してくれました。初めは「う〜ん、どうしようかなあ…」とちょっと考えている様子でしたが、一つ作ったらまたもう一つ!と、どんどんリラックスした雰囲気に。とても楽しそうに制作を進めてくださいました。

所長の武田さんをはじめスタッフの方たちが、常に穏やかにゆっくりと丁寧に語りかけ、一人ひとりに寄り添うような姿勢でいることに感銘を受けました。とても和やかな温かい雰囲気で居心地が良く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。まるで実家にいるような、とてもくつろいだ気持ちになりました。

皆さんが、安心してこの場所で過ごしているのだろうなと感じました。

 

制作開始!

机の上にある「17」をご覧ください!「イヌタデ」という植物で作っています。色合いがとても優しげで、額に入れて飾りたいと思ったほどでした。

黄色やピンクなど鮮やかな色で数字を描き、濃い色で縁取りをする方も。カラフルなキャンディーがあちこち楽しげに、散りばめられているようでした。

 

葉っぱで作った「19」。数学が好きだという方が、今までになかった画期的な数字を作り出してくれました!

中学校の時に数学の教科書に出てきた「√(ルート)」!なんと、√で整数を表すとは!

そのアイディアに脱帽でした。斬新な数字たちは、もちろんカレンダーの中に!ぜひ探してみてくださいね。

自分のお気に入りの一枚を手に、記念撮影!

その月の始まり、「1日」を「ワン!」とした方も。みんなから「お〜!!その手があったか!」と歓声が上がりました。

 

利用者の方もスタッフの方も、皆さんが「それいいねえ」とか「なるほど!」とお互いを認め合う言葉を交わしていたことが印象的でした。「あなたがそこにいる」。そのことがとても大切にされている場所でした。

後日、所長の武田さんがメールをくださいました。

「解読しにくい数字も、他の職員やメンバーさんに説明したら、ほーって、へーって和やかな会話が生まれました。“楽しかった”。皆さん、言われていました」

このカレンダーを手元に、その場所での対話が生まれたり、みんながよかったなあと思い合える空間ができるのであれば、とても嬉しく思います。

サポートぴあの皆さんと一緒に制作することができ、とても嬉しかったです。カレンダー、もうすぐお届けに行きますね!

 

 

土佐町は‥

土佐町からは、土佐町社会福祉協議会の皆さんが普段から交流のある方々に声をかけてくださり、その結果3人が制作に参加してくださいました。

施設や団体での参加ではないので、土佐町のページは「とさちょうものがたり」のロゴが記されています。

なるほど!と唸る数字がたくさん並んでいます。ぜひ見てくださいね!

 

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私の一冊

西野内小代

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70歳が老化の分かれ道」 和田秀樹 詩想社

無自覚に過ごしていれば、自然と老いは加速していく。この加速という言葉にギクリとして読み始めた。

老化は脳の前頭葉が深く関係していて、いかに委縮を遅らせるかによって老化の個人差が生じる。委縮は40代からすでに始まっていて、70代ともなると本格化してくる、というから恐ろしい。前頭葉を使うことが老化に対する最大の防御。

脳を使っていればいいのかというと、そうとは限らない。自学スタイルは効果が薄く、他者と言葉を交換することが大切だそうだ。変化のある生活を心掛けることが、前頭葉の活性化につながる。

他者への関心や、集中力・意欲の減退が要因となって一気に年老いていく。他者と関わり、興味を持って積極的に物事に向き合うことが老化予防につながる。

体力や人生に対する姿勢をいくら頑張っても、人間を司っている内部機能が狂ってしまったら台無しである。

庭の手入れは楽しいけれど、自然との対話ばかりでは老化へまっしぐらってことですね…。

 

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