高知県はしょうがの名産地。
10月頃からしょうがの収穫が始まります。自宅の畑で育てている人も多く、毎年、近所の方から両手で抱えるような大きさのしょうがをいただきます。しょうがには殺菌作用や体を温めてくれる力があります。そのしょうがを使ってシロップを作るのが毎年の楽しみです。
11月のある日、土佐町溜井地区で農業を営む和田計美さんの元へ、畑仕事の手伝いへ行きました。
楽しみは、その労働の報酬として用意されているお昼ごはん!お米はもちろん、野菜から保存食まであらゆるものを手作りしている計美さんのごはんは、とびきり美味しい。この日いただいた「生姜のかき揚げ」の美味しさをどんな言葉で伝えたら良いのでしょう!
その作り方を教えてもらいました。
揚げると、しょうがの辛みは甘さに変わるのでしょうか?びっくりするほど甘い!パクパクといくつでも食べられます。
計美さんは、しょうがのかき揚げの他にも色々なおかずを用意してくれていました。たけのこの煮物、切り干し大根の煮物、大根の抜き菜としょうがとじゃこを和えたものも。畑から生まれるごはんは、身体の内側から元気になるような気がします。
毎日畑に立ち続ける計美さん。今もきっと、せっせと仕事をしていることでしょう。心に浮かぶその背中から「明日も頑張ろう」という力をもらっています。