「ふくろうくん」 アーノルド・ローベル作 文化出版局
座ってお茶を飲むのが大好きで、いつも大まじめ。それでいていつもクスッと笑わせてくれるふくろうくんが大好きです。
この本の中には5つお話があって、その中でも『うえとした』というお話を子どもたちは気に入っています。
「ぼくんちの2かいはどうなっているのかなあ。いっぺんに2かいと1かいにいられるやり方があるはずだぞ」。
そう考えたふくろうくんは、階段をものすごい勢いで一晩中上がったり下がったり駆けどおし。
「ぼくがうえにいるときは、ぼくはしたにいないんだ。ぼくがしたにいるときには ぼくはうえにはいないんだよ」。
ふくろうくんはそう悟ります。
ふくろうくんのような人と一緒に暮らしたらきっと楽しい。
表紙の写真にある羽は、ふくろうくんが階段を駆けのぼったときに抜け落ちた羽。。かな?
鳥山百合子