「コーヒーが冷めないうちに」 川口俊和 サンマーク出版
最近なくなった人に会えたり、戻ってきたり、という小説に縁がある。
この小説は、コーヒーが冷めないうちに、過去に戻ったり未来に行ったりするという、不思議な噂のある喫茶店「フニクリフニクラ」でおこる物語です。
過去に行けてもその未来が変えられるわけじゃない等、非常にめんどくさいルールがある。
4人の女性たちが紡ぐ家族と愛と後悔との物語。それぞれが体験した後も、お互いがつながっていく優しくて心あたたまる物語。
20万部を突破したベストセラーで、帯に読者からのお便りがのせられている。
「心の病気を患って仕事をやめた今、涙を流しながら読みました。過去に戻って相手の心を確認してこなくても、もう私は大丈夫。そう思えました。また外に出て行く勇気をもらいました」と。
なんだか心が悲しい人に読んでもらいたい作品です。