「世界のかわいい本の街」 アレックス・ジョンソン著 井上舞訳 X-Knowledge
ウェールズの小さな田舎町「ヘイ・オン・ワイ」を知っている人がいたら、きっとその人は根っからの本好きの人に違いありません!
ヘイ・オン・ワイは知る人ぞ知る「本の街」発祥の地です。1961年にリチャード・ブースがお城を古書店に変身させたことをきっかけに、小さな村に次々と本屋が誕生し、1970年代には「本の街」として村は有名となり、本屋による「村おこし」の好例となりました。
現在では40店舗ほどの本屋があり、毎年5月から6月にかけて行われる「ヘイ文学フェスティバル」には観光客や作家、音楽家、科学者など何十万人もの人が小さな村に訪れるそうです。
「本を核とした町おこし」は、始めることは比較的容易ですが、継続することはなかなか難しいプロジェクトです。それは承知しているのですが、いつかこの嶺北の地にもすてきな「本の街」を誕生させることはできないかなぁ~。