「池波正太郎 鬼平料理帳」 佐藤隆介 文春文庫
唐突ですが、これは何でしょう?
・英語で『象の足(Elephant Foot )とか悪魔の舌(Devil’s Tongue)といわれます。
・山河豚(やまふぐ)ともいい、男子たる者、時々は食すべしと云われています。
・これの四つ切りに2gの練り辛子をつけて食する場合、練り辛子の方がカロリーが高い、というくらい低カロリーな食品です。
鬼平犯科帳シリーズは、それぞれに料理の出てくる場面があります。季節や情景が映像となり(TVの影響でしょうか?)、そこに料理が並んでいるような表現がなされています。
この本は鬼平犯科帳の副読本(あとがきより)です。鬼平の本を読むと感慨深いです。
水のように冴えかえった冬の夕暮れ(本文より)、T・Y君(バンド仲間)からの真っ白な大根とK・Y嬢(絶景の処に住まわれています)からのこれをおでんにして、燗をつけて一緒に温まろうか、ねえ。
答え:蒟蒻(Konjac コンニャク)です。パチパチ!
藤田英輔