「木のみかた 街を歩こう、森へ行こう」 三浦豊(森の案内人) ミシマ社
亡くなった夫は木を育てるのが大好きだった。ふくれっつらをする私を気にすることもなく、一本千円もする杉の苗木を買うこと等、いといもしなかった。
この本はたまたま図書館でみつけた。
森は木がたくさん生えている場所のことで、山は大きく隆起している地形のことを指すという。
華のある木は桐、共感できる木は山桑だという。子どもの頃、近所の畑そばにあって食べた記憶のあるあの桑の木らしい。
原始の森の王は京都下鴨神社の椋の木。二億年前からいるのは銀杏の木等など。
私の思っていた木の本とは違ったけれど、ちょっと見方がかわりました。
ちなみに、案内人がすすめる四国の森は、エメラルド色の川が流れる石鎚山の麓面河渓(愛媛県久万高原町)とまるで巨大な神殿巨木杉の魚梁瀬千本山(高知県馬路村)だそうです。又行く機会があったら違った見方ができそうです。
川村房子