「ワンピースのおんな」 宇壽山貴久子,写真 すまあみ,文 草思社
ワンピース。 少女の頃、夏は毎日ワンピースを好んで着ていました。
今でもはっきり憶えているフルーツの柄のワンピース、リボンのついた水色のストライプのワンピース、うすい黄色の水玉のワンピース…ワンピースは女の子をかわいくみせる。ワンピースは女の人を綺麗にみせる。ワンピースは女性を包み込んで優しい気持ちにさせてくれる。かわいくも、かっこよくも、フォーマルにも、リラックスにも。 おなじワンピースでも、着るひとがちがえばその姿は全然ちがった印象になる。ワンピースは百変化する魔法のお洋服かもしれません。
子どもが生まれてからワンピースを着ていると、子どもたちはワンピースの中に潜り込もうとしてくる。 ワンピースをめくられたら…えらいこっちゃになるので、今はしばし素脚にワンピースはおあずけです。