石原透
土佐町と隣町の本山町にまたがるように位置する「さめうらダム」。ダム湖面は朝に夕に澄んだ空を映し、カヌーや釣り、サイクリングなどを楽しむ人たちが訪れます。
さめうらダムが完成したのは1973年。建設のため、土佐町や隣接する大川村の多くの家々や土地がダムの底に沈みました。
その時、この土地で暮らしていた人たちは、一体どんな風景を見ていたのでしょうか。
時代とともに当時のことを知る人は高齢化、語ることのできる人は少なくなっています。
とさちょうものがたり編集部は、当時の様子を知る人の元を訪ね、お話を伺うことにしました。
未だ知りえぬ歴史と事実に耳を傾け、この地にあった暮らしを記していきたいと思います。