
春の、ある晴れた日。犬と散歩をしていると、私の自宅からすぐ近くのお家からカン、カン、カンという音がします。
通りかかった時に覗いてみると、それは石川基三さんが作業場でノミを叩く音でした。
基三さんは大工さん。お客さんから依頼のあった柵を作るため、こうして木材にホゾを彫っているところでした。
聞けば、最近はあまり手でホゾを掘ることは少なくなったが、今回はなぜか手で掘ろうと決めた、とのことでした。
私は大工仕事には憧れだけがあって、知識も技術も無いのですが、大工さんがノミを叩くカン、カン、カンという音が響くご近所付き合いは気持ちがほっこりします。



