とさちょうものがたり

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

鳥山百合子

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「優しさごっこ」 今江祥智 新潮文庫

今まで何度この本を読んだでしょうか。この本に描かれている京都の町の様子はしっとりと鮮やかで、京都で暮らしてみたいと思ったくらいでした。「とうさん」と娘である「あかり」の暮らしぶりに惹かれ、この本をかばんに忍ばせて京都へ行きました。とうさんとあかりが通った京都の台所である錦市場へ行って、とうさんとあかりと同じようにだし巻き卵屋さんでだし巻き卵を買い、銭湯に入ってふたりのやりとりを思い浮かべたりしました。
この写真の葉は清水寺に落ちていた紅葉。もうかれこれ16年前(!)になるけれど、今でもあの日のことをまるで昨日のことのように思い出すことができます。

「人と人との出会いちゅうもんは、何やこう、胸のうちがぽっぽと暖(ぬく)うなっていくみたいに、桜の花が次々に開いていくみたいに、とても気持ちのええもんや……」。

とうさんのこの言葉は私の心の中にずっとあって、いつも大切なことを思い出させてくれます。

鳥山百合子

 

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「またかよ」って思ったみなさん、合ってます。

パクチー銀行土佐町支店、破綻と再生を繰り返しています。今回は二度目の破綻。

今回の破綻の原因は、きっと「冬だから」。

春が来て、暖かくなる頃にはパクチーがすくすくと育って、種もたくさん戻ってくると予想しています!

パクチー銀行土佐町支店が2度目の破綻。(土佐町支社)

パクチーの世界的な普及活動で知られるパクチー銀行(以下パ銀)の土佐町支店が、昨年十一月の破綻に続き、再度の破綻を発表した。

情報筋によると、パ銀土佐町支店は高知県土佐町でのパクチー普及を目的とし昨年九月に開設。当初は意気揚々と得意げにパクチーの種を希望者に配布していたが、融資した種の回収にことごとく失敗し、開設二ヶ月後の十一月二日に早くも一度目の破綻を迎えた。

当時そのずさんな経営体質に批判が集まったものの、破綻発表の約三週間後にたまたま土佐町を訪れたパクチー銀行頭取の佐谷恭氏による緊急追加融資により経営再開が決定した。

再開後、しばらくは順調な運営と見られていたが、二月上旬のある日、支店長が種の在庫を確認したところ、完全な空になっていたという。

専門家は「今回の破綻は二月二十日に発表されたが、事実上ははるか以前に破綻していた可能性が高い」と指摘する。土佐町支店長(石川氏)にその点を確認したところ、「(種は)気づいたらなくなっていた」とのこと。

破綻の原因については、「冬だからかな?」と短く述べるに留めた。

土佐町新聞の取材に対し、パクチー銀行頭取・佐谷氏は

何度でも破綻しろ!何度でも融資したる!いくら種を用意してもその都度なくなる土佐町にはパクチーがどんどん生え始めている。破綻を恐れて融資しない支店があるとすればパクチー普及に尽力していない証拠だ。 二度目の破綻、お喜び申し上げます。

と祝いごとのようなコメントを寄せた。

以下、過去の記事です。

まずパクチー銀行開設

パクチー銀行土佐町支店オープンです!

そして一度目の破綻

[ニュース]パクチー銀行土佐町支店が破綻しました。

破綻を乗り越え再開

[ニュース]パクチー銀行土佐町支店が再開です。

 

そして今回の二度目の破綻!という流れです。パクチーの種、戻って来ますように!!

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私の一冊

近藤史恵

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「アスリートが育つ食卓」 吉田靖 アスペクト

厳しいスポーツの世界で戦うアスリートの食卓がのぞけます。生み出されるパワーの秘訣は「食」!
スポーツをしている人に読んでもらいたい一冊です。

     近藤史恵

 

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ZINEの次はSasshiです!

Sasshiはそう、冊子!

 

とさちょうものがたりZINEの姉妹誌ができました。とさちょうものがたりSasshiです。なんつって。

連載「私の一冊」の昨年11月〜今年の1月31日までをまとめた冊子です。コピー紙に印刷、クリップで留めています。

 

 

「私の一冊」は平日はだいたい毎日アップしていますので、現時点(2/3)で170冊以上の本を紹介しています。全部を一冊にまとめるのが難しく、最新の記事からさかのぼる形で50冊ほど紹介しています。

少しずつ過去の記事を掘り起こしていく形で2号、3号と作っていきたいと思います。

現時点では土佐町立図書館に置いてあります。みなさんのご家族、知人、友人が愛読している本をコメント付きで紹介してくれていますよ!

ぜひ目を通してみてください!

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私の一冊

戸梶美紅

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「不思議の国のアリス」 ルイス ・キャロル 新潮文庫

お話の内容もキャラクターもへんてこだけど、読み返すたびにどんどん魅力的になっていきます。
子どもの頃から大好きな作品です。

       戸梶美紅

 

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私の一冊

森本和典

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「九十歳。何がめでたい」 佐藤愛子 小学館

佐藤愛子さん(今年93歳)のエッセイが1冊にまとめられています。とても楽しく、後に余韻が残ります。

          森本和典

 

 

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私の一冊

山路頼子

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「はてしない物語」 ミヒャエル・エンデ  上田真而子(訳) 佐藤真理子(訳)  岩波少年文庫

ミヒャエル・エンデが書いた本の中でも一押し!!
映画はB級以下でしたが、あかがね色の本は最高のファンタジーです。

           山路頼子

 

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私の一冊

石川朝美

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「暮らしのヒント集」 暮らしの手帖編集部 暮らしの手帖社

広告を載せない雑誌として刊行された雑誌『暮らしの手帖』に掲載されていたヒントを469片集めて本にしたものです。
大変読みやすいです。

             石川朝美

 

 

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くだらな土佐弁辞典

まぎる

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まぎる

【動】邪魔になる

例:「高速道路でカツオ焼いとったらまぎるで!」(高速道路でカツオを焼いていたら邪魔になりますよ。)

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私の一冊

矢野信子

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「バムとケロのさむいあさ」 島田ゆか 文溪堂

とても寒い朝、ふと思い出したのがこの絵本。犬のバムとカエルのケロは池で凍り付いたあひるの「かいちゃん」を助けて、3匹はすっかり仲良しに。トイレットペーパーでミイラごっこ、何だかとっても楽しそう。
絵本の色んなところにさりげない工夫があって、それを子供と見つけるのも楽しい絵本でした。

     矢野信子

 

 

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