みなさまいつもありがとうございます。
とさちょうものがたり x どんぐりのシルクスクリーン事業、町内外のみなさまにはいつも温かく応援していただきありがとうございます。
事業開始から2年目の現在、特に嶺北地方の多くの方々に知っていただいていることを日々感じる毎日。「うちのスタッフポロシャツ作ってほしい」「以前作っていたあのTシャツがほしい」などなど、嬉しいお言葉をいただけることが増えました。
町を歩いている時やスーパーで買い物している時も、私たちが製作したポロシャツやトートバッグを目にする機会も多くなりました。
とても心踊る瞬間になると同時に、印刷を担当するどんぐりのメンバーさんたちにとって大きな自信につながることだと思います。
自分たちの仕事から生み出されたモノを、町の人たちが使ってくれている。
ものづくりの現場にとって、これほどやりがいを感じられる瞬間はありません。
新しいデザインができるたびに興味を持って接していただくみなさまのおかげです。ありがとうございます。
次のステップへ
さて、今回の記事はいつもの「〇〇作りました!」ではありません。
とさちょうものがたり x どんぐりで昨年スタートしたシルクスクリーン事業が、次のステップに進むことになりましたのでそのご報告をいたします。
具体的に言うと、事業の形態が新しくなりました。
これまで、とさちょうものがたりからどんぐりに印刷のお仕事を発注する形で進んできたこの事業ですが、昨年1年間やってきたことで、さらに一歩ステップを前に踏むことにしました。新たな形は、どんぐりからとさちょうものがたりへの「企業研修」という形を取ることになりました。
関わるメンバーさんは変わりません。どんぐりのメンバーさんが、とさちょうものがたり(任意団体 風)に企業研修としてお仕事に来る、という形になります。
具体的に何が変わるかというと、メンバーさんがとさちょうものがたりの作業場に仕事に来る場合、これまではどんぐりの職員さんの付き添いが必須だったのですが、これからはメンバーさんが自分で作業場に来て、仕事をして、自分で帰宅するという形になります。
メンバーさん自身がやりたかったり、発注が溜まっている時期などは、どんぐりの就業時間に関わらず仕事をすることになります。
同時に賃金も枚数を作れば作るほど稼げる仕組みに移行しました。シンプルでわかりやすい仕組みのもと、このシルクスクリーン事業に関わってくれる全ての方々がやりがいを感じて仕事をしていただけたらうれしいし、そんな仕組みを可能な限り良いものにしていくことが「とさちょうものがたり」の仕事であると考えています。
このシルクスクリーン事業の最終的な目的はスタートした当初から全く変化ありません。
それを一言でいえば、土佐町・嶺北の障がい者さんたちの笑顔。さらには様々な特性を持った異なった人々が集って共に生きていくための場づくり。あ、ぜんぜん一言で言えてないですね。。。とにかく、そこにたどり着くための道路整備を少ししましたよ、というのがこの記事の趣旨であって、目的地は終始変わっていません。
今後の「〇〇作りました!」や「XX作ります!」などの記事に、「障がい者就労支援施設 どんぐり」の表記が減ったり無くなったりする場合が想定されますが、シルクスクリーンでの製作現場において、上記のような前向きな変更があったことがその大きな理由です。
いつも「とさちょうものがたり」を訪れていただいているみなさま、シルクスクリーン事業に興味を持って見ていただいているみなさまにはその旨ご理解いただきたく、日頃の感謝とともにこのような形でご報告させていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。
とさちょうものがたり編集部