うれしいお知らせです。
パクチー銀行土佐町支店が経営破綻したのが11月2日のこと。
資本であるパクチーの種が気づいたら枯渇していたのが原因です。困っていたところ、去る11月6日に土佐町を訪問したパクチー銀行頭取・佐谷恭氏の手によって新たな資本が届けられました。
今回の追加資本によって、土佐町のみなさまがたくさんパクチーを栽培し、採れた種の一部を返却してもらえると、パクチー銀行はその循環によって半永久的に運営が可能になります。そうなるといいなあ。
パクチー銀行土佐町支店 が経営再開。ー土佐町本部
土佐町新聞十一月二日号 に破綻を報道したパクチー 銀行土佐町支店が、破綻を 乗り越え十一月二十一日より 運営を再開する見通しであ ることを関係者が明かした。
パクチー銀行土佐町支店 はそのずさんな経営により、 十月後半から資本の枯渇による運営停止を余儀なくさ れていた。再開するために はパクチーの種を用意する ことが必須だったが、十一 月六日に土佐町を訪れた佐谷恭パクチー銀行頭取により資本注入を受けることが 可能となった。
同頭取は「開設二ヶ月で破綻を迎えた土佐町には、パクチーが広 がる可能性が眠っている」と今回の破綻騒動をポジ ティブに捉えている。
土佐町支店によると、前回 の報道の直後から、頭取の他に安曇野支店、佐渡支店、ひばりヶ丘支店などからも資本注入の申し入れがあったとのこと。
土佐町支店長 の石川拓也氏は「やっぱり 親切な人が資本を持って来 てくれた。待っててよかっ た」と述べ、あくまで他力本願なその姿勢には今後批判が集まりそうだ。融資希望者の一人は「支店長は相変わらず他力本願だが、パ クチー栽培は挑戦してみた い。資本が届いてありがたい」と複雑な感情であることが伺える。また別の希望 者は「全国の支店が進んで シェアして助けてくれよう とする姿勢はパクチー銀行の面白いところ。だが土佐 町支店のずさんな体質はな かなか治らないのではないか」と疑問を呈した。
土佐町新聞は支店長に対し て文書で正式に回答を求め たが、期限直前に「ひとやすみひとやすみ」と謎の回答が届いたのみだった。
紙面にもありますが、11月2日付土佐町新聞の一報の直後、パクチー銀行本部の他にも他支店の方々から資本注入の打診がありました。安曇野支店、佐渡支店、ひばりヶ丘支店などなど。
パクチー銀行のように、自然の力を拝借して資本(パクチーの種)を増やしていくという活動は、「シェアする」という意識と直結していると実感した次第です。この感じ、ちょうどよく「所有意識」と距離を置いている感じがおもしろいのですが、実はこの感覚は土佐町に住んでいると馴染みのあるもの。果物や野菜などを「置いといても腐るだけやき」と手渡してくれる感覚と同じですね。
なにはともあれ、打診いただいた他支店長のみなさまにはこの場を借りて御礼申し上げます。次回の破綻の時には宜しくお願い致します。
土佐町支店は、いつか採れたパクチーの種を返済に回してくれる方が現れるときをゆっくり待つことにします。ひとやすみひとやすみ。