「ここだけの話にしちょってね!」
何と!魅力的な言葉でしょう。そこに居合わせた人だけの、ないしょの話。連帯感が、安心感に繋がっていきます。
でも、一回、自分の口から飛び出した言葉は、自由に動き回り、どこかで、脚色され、尾ひれがついて、帰ってきたときには、とんでもない話になっていたりすると、覚悟しなければ…。
・・・しかしながら・・・
10年前の、「ここだけの話」。
何だったか?果たしてその約束を守ったのか?そもそも、どんな話があったのかすら思い出せないのに…。などとも、思いながら、
今日の、私の「ここだけの話」。
よく、新聞に出てくる言葉に、「為政者」という言葉があります。私は、この言葉を、ずっと、「ぜせいしゃ」と、読んでいました。
・・・でも、なんかおかしい???・・・
最近便利なスマホで調べてみると、
あっ!
「いせいしゃ」だったんだぁ~(笑)そりゃ、そうやねぇ~。「為」を、「ぜ」と読むことはないよねぇ~。
他の人に知られる前に気づいて
・・・ほっと・・・
ところが、先日、最近始めた「短歌会」の先生の「歌」に、
「・・・の“普請”が・・・」
という箇所がありました。
私は、あろうことか、先生の前で、堂々と、
「・・・の“ふぜい”が・・・」
と読んでしまいました。しばらく、その「歌」について、お話をしていると、
先生が、申し訳なさそうに・・・
「普請は、“ふぜい”じゃなく、“ふしん”・・・です。」
・・・と・・・
今更ながら、若い時、もっと勉強していたら、良かったのになぁ~!と、取り返しのつかない後悔で、いっぱい。
「ここだけの話」には、失敗を誰かに共有してもらいたい願望も、含まれているのかも(笑)(笑)
それにしても、私は、「ぜ」という読み方が好きなんでしょうかねぇ~。