「古事記」 梅原猛 学研パブリッシング
いわゆるこの日本という国がどのように生まれたかを描く壮大なストーリー。
政治的な読み方や皇室の家系図として読むとやたらと言葉に気をつけないといけない気がしてくるのですが、そうではなくギリシャやアメリカインディアン、アボリジニなどそれぞれの民族が持つ神話と横並びの「日本神話」として読むと単純明快です。
太古のこの地に生きていた人々が、この世界の仕組みをどのように理解していたか。科学的か非科学的かというものさしで測るのではなく、そこに日本人の生き方考え方の原型があるような気がします。
それにしても登場人物の名前が長い!長すぎる!漢字多すぎ!
これが挫折する大きな原因なんですよね。
天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸
神様一人の個人名です。読めない言えない覚えられない。
「アメニギシクニニギシアマツヒダカヒコホノニニギ」という人らしいです。
歯医者の受付で「アメニギシクニニギシアマツヒダカヒコホノニニギさんどうぞ〜」って呼ばれるんでしょうか。受付の人も困りますよね。
倭建命(ヤマトタケルノミコト)ぐらいにしてほしいです。