とさちょうものがたりが取り組んでいる事業のひとつ「シルクスクリーン」。その内容について、今まで何度も紹介してきました。
これまで紹介したきたのは、Tシャツやポロシャツなど、今作っているものや印刷している様子についてがほとんどだったと思います。
実は、シルクスクリーンは印刷する作業だけではありません。
どんな仕事やものごともそうであるように、それらを支えているのは目に見えない部分です。どうしても完成したものごとだけに光が当たりがちですが、その裏にはその舞台を支えている人たちや、舞台に上がるまでのいくつもの積み重ねが存在しています。その「一見見えない部分」が存在することは、シルクスクリーンでも同じです。
今回は、シルクスクリーンで印刷するために欠かせない「版」を洗う作業の様子をお伝えしたいと思います。
古布にペイントうすめ液をつけ、版を擦って洗います。強く擦ると版が破れてしまうので、力の入れ具合が大切です。
インクが厚くこびりついてしまっていて、なかなか落ちない…。古布にうすめ液をひたし、インクの上に置きながら、少しずつ落としていきます。
版を洗う作業はいつもは外で行いますが、この日は雨。室内で窓を開けて換気しながら行いました。
きれいになりました!
シルクスクリーンは版のきめ細やかさ、そして道具にも手入れが行き届いていることがとても重要です。本来は、作業が終わるごとに版を洗う方がいいのだと思いますが、なかなか追いつかず、しばらくしてから洗うことがほとんど…。これは今後の課題です!
一見さりげないメンテナンスを日々続けること。それがとても大切なのだと考えています。