今日は「地図上3」の場所にある石碑についてのお話です。
(「高峯神社への道 その2」はこちら)
2つ目の石碑を後にし、国道439号線から県道6号線へ入る。「瀬戸渓谷へ」と書かれた看板の方へと曲がり、くねくねとした一本道をとにかくまっすぐ進んでいくと、道の右側に3つ目の道しるべがある。
「あ、ここ、ここ!」
道しるべは石垣に寄りかかるようにして建っている。道しるべの横は石段になっていて、山の上へと続く道の入口だけが見える。先は草だらけで見えない。2つめの道しるべからここへ道がつながっているのだそうだ。
「従是(これより)三宝山 四十丁 相川谷中」
「相川」とは、土佐町の米どころ。ここから車で30分はかかる。賀恒さんによると、相川の人たちがお金を出し合ってこの石碑を建てたのだそうだ。相川の人たちも高峯神社を大事に思っていたのだ。
一丁は約109mなので、ここから高峯神社まであと4㎞ほどということか。
石碑の向かいには、こんな風景が望める。昔の人もきっと同じ山々を見つめていたにちがいない。
高峯神社はまだまだ遠い。
(「高峯神社への道 その4」へ続く)