「笹の夏休み2018」はこちらから。
うちの子たちも「笹の夏休み」に参加する。
でも、彼らに参加するという意識はないだろう。ある日、自分たちの家に小学生たちがやってきて、一緒にいつもの暮らしをする。この状況をどう理解しているのだろう。「毎年夏に数日間家にやって来る友達のような親戚のようなお兄ちゃんお姉ちゃん」という感覚だろうか。ともあれ、賑やかな夏休みの出会いを毎回とても楽しみにしている。
参加条件が小学校三年生から。四人いるうちの子の一番上の子が小二なので、参加者は皆先輩だ。滞在中、調理や掃除を子どもたちでやってもらうことになるが、文字通り「ホーム」となる我が子たち。ここぞとばかり、笹のいえ流・野菜の切り方を説明したり、コンポストトイレ使い方を教えたりする。その口調や身振りが両親(僕と奥さんのことですね)に似てて、微笑ましい、と言うより、自分を見てるようで気恥ずかしい。
ラフティングや川遊びなどのアクティビティにもできるだけ同行する。年上の参加者に比べると体力面で不安があったが、どっこい負けじとついて行っていた。去年できなかったことが今年できたりして、一年間の成長を感じるときだ。
夜は夜で嬉しくてしょうがない。男子や女子の布団に転がり込んで「一緒に寝る!」と宣言した。優しいお兄ちゃんお姉ちゃんは、快く娘と息子たちを受け入れてくれた。普段とっくに寝てるはずの時間になってもおしゃべりは続き、なかなか寝付けないようだったが、皆が寝てしまうと寂しくなるのか父母の部屋に戻ってきた夜もあった。一日中テンション高めなので、さすがに疲れたようだ。横になるとすぐに寝息を立てていた。
こんな感じで、イベント二回合計九日間を過ごした。
参加者との日々を過ごした後は、特に精神的な前進がある。行動に変化があったり、口調が大人びたり(つまり、生意気になったり)もする。イベント後、家事も積極的にお手伝いしてくれた。が、あまり長く続かなかった。