今日は地図上の「7」の場所にある石碑についてのお話です。
さらに道を進むと、左側に「安吉」と書かれた看板が見えてくる。そこを左に曲がり、道沿いに進む。
そして、道の右側をよーく見ていてほしい。
木に見え隠れしながら現れる、この常夜灯。
天保6年(1835年)からここに立っている。昔はろうそくを入れ、火を灯していたそうだ。常夜灯の隣に立つと土佐町の山並みが見える。
そして細い山道を少し登ると、最後の石碑がある。
今までの石碑に刻まれていた「三宝山」の文字が「御神前」に変わった。
ここから約500mで高峯神社へ着く。
きっと昔の人もこの場所で「もう少し!」と思いながら、汗を拭きふき、励まされるように坂道を登ったのではないだろうか。
賀恒さんは言っていた。
「道路の開発をしたら昔の道は使われなくなる。昔の人の道すじを追って来ると、昔の人たちがどんなことをやっちょったかよくわかる。昔の道がなかったように新しい道を通ってしまっているけれど、昔の道がまだちゃんとあるのよ」
昔の人の足跡が、まだかろうじて残っていた。
賀恒さんに教えてもらわなかったら私も知らないままだった。
さあ、いよいよ、高峯神社は目前!
(「高峯神社への道 その8」に続く)
*石碑を案内してくれた賀恒さんのことを書いた記事はこちらです。