「とさちょうものがたり in 高知蔦屋書店(11月16日・17日開催)」出店者紹介
この記事は、2019年11月16日・17日に開催される「とさちょうものがたり in 高知蔦屋書店」に出店する土佐町の事業者さんたちを紹介するページです。イベント当日は、ここにご紹介していく土佐町の食べ物や木工品を製作販売している方々が集結します。みなさまぜひお立ち寄りください!
生活改善グループ
土佐町の平石地区・西石原地区のお母さんたちが、自慢のたけのこ寿司や山菜寿司、栗おこわやおもちなどを販売します。たけのこ、お米、野菜など材料は全て土佐町産。お母さんたちの台所から生まれる山のごちそうをぜひ味わってください!
「平石公民館」が平石生活改善グループのお母さんたちの台所。昭和60年に建てられたこの場所にお母さんたちが集まって、味噌や山菜を保存したり、イベント時にはお寿司などを作って販売をしてきました。30年以上前には20人ほどの方がいたそうですが年々人数が減っているとのこと。「昔は家にいる人がほとんどで、雨の日や外で畑仕事ができない日にみんなで集まってお茶を飲んだりしながら作業していた。今は外に働きに出る人が多いきね」
昔とは生活スタイルも変わってきているけれど若い人たちにも引き継いでもらえたら、と話していました。
取材当日、たけのこ寿司を作っていたお母さんたち。たけのこ寿司の寿司飯の具の仕込みをしていました。ごぼうはささがきにして干し椎茸と一緒に煮、別の小鍋では人参がコトコト…。人参を別にして煮るのは、そうした方が人参の赤い色がきれいに出るからなのだそうです。なるほど! 寿司飯の味の決め手である柚子酢も自家製です。
大鍋では前日から塩抜きしていたたけのこの味付けの最中。落し蓋をして味をよくよく染み込ませます。
栗は緑さんの家でとれたもの。栗おこわに入れるのです。もう一つのお鍋ではおこわ用の小豆がお鍋の中でくるくると踊っていました。
「こうやって私たちが作れるのも、山のもんを分けてもらってるから」とお母さんたち。
台所はお出汁のいい香りと美味しいものたちの湯気でいっぱいに。お母さんたちはこうやってこの地の美味しいものを作り、守り続けてきたのです。
西石原のお母さんたちは田舎寿司を販売します。
こんにゃく寿司、みょうが寿司、リュウキュウ寿司、おいなりさん、たけのこ寿司…。色とりどりのお寿司たちです。
収穫できる9月に浸けておくみょうが、塩漬けしたリュウキュウ。お母さんたちの台所からは、その地の食材の一年間がみえてきます。
同じたけのこ寿司でも、地区によってたけのこの味付けも寿司飯の味も違います!それぞれの美味しさをぜひ味わっていただけたらと思います。
お母さんたちの味をどうぞお楽しみに!