2024年カレンダー、作っています!
高知県の障がい者支援施設等のみなさんと一緒に作るカレンダー、今回で4年目になりました。
土佐町や嶺北地域の方たちはもちろん、高知県内外のたくさんの方に購入していただいており、「あのカレンダーがほしい!」と楽しみにしてくれているお客さまも現れています。本当にありがたいことです。
四万十工房・ごり工房(四万十市)の皆さんと作る
四万十工房とごり工房は、社会福祉法人一条協会が運営する四万十市にある事業所です。
四万十工房
四万十工房は、障害のある方が地域で自立した生活が出来るように、働く場の確保や工賃アップに重点的に取り組んでいます。四万十産・県内産のヒノキ・スギのフローリングや丸太イス、薪を制作・販売しているとのこと。伺った当日は、ホームセンターから注文があったという薪の梱包をしていました。
ごり工房
生活介護事業所であるごり工房。障害のある人が自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう、日常生活介護と、創作的活動または生産活動の機会を提供しています。
絵を描いたり、工作をしたりといった制作活動を多く行なっているとのこと。今回のカレンダー制作のために、メンバーさんで海へ行ってシーグラスや貝がら、海の石を集めてきたそう。
そのおかげで、四万十市の土地柄が伝わるような数字や曜日ができました。ありがとうございます!
みなさま、このカッコイイ「15」をご覧ください!
数字を構成しているのは、なんとなんと小さな色鉛筆。絵を描くことが好きな方が、新品の色鉛筆を1週間でこのサイズになるまで使い切るそうです。なんと!
その小さな色鉛筆をいつか制作活動に生かせたらと集めていたそう。ついにその時がやってきたというわけです。
何度でも言いたいです、なんてカッコイイ「15」!
ヒガンバナの長い雄しべと雌しべを使った数字も。細かい、繊細な作業です。
普段から手芸をするのが好きという方が作った「28」と「木」。小さな花と葉、実をピンセットを使いながら、丁寧に制作していました。色もデザインもなんと美しい!
ヒノキの四角い木片を使った数字。林業が盛んな四万十らしくて、とてもいいですね!こういった材料を普段から集め、さまざまなものを制作しているごり工房さんです。
色々な植物が組み合わされた「月」曜日。赤い「月」は柿の葉。「M」はイヌタデ、「N」の左半分はミズヒキ。本当に丁寧にコツコツ制作していました。
ずらりと並んだ数字と曜日。素材も色々、カラフル!見ているだけでとても楽しくなってきます。
普段から制作活動をされているだけあって、皆さんが「制作慣れ」していることがとても印象的でした。
楽しそうに、ぐいぐい制作してくれている姿を見て、一緒に制作してもらってありがたいことだなと思いました。
四万十工房・ごり工房の皆さん、ありがとうございました!