土佐町や嶺北に在住ではない方のために、まず「しゃくなげ」の紹介から始めましょう。
「しゃくなげ」は、土佐町のお隣、本山町にある障がい者支援施設。正式には「社会福祉法人 本山育成会しゃくなげ荘」、地元の人には「しゃくなげ」と呼ばれています。
「しゃくなげ」では障がい者の方が一緒に居住して寝起きを共にしています。農園も運営し、有機無農薬で作るお米や野菜を育てています。
そのしゃくなげが、農園で作った農産物を主に使ったお店を開くという。店名は「カフェレスト しゃくなげ」。モーニングとランチを提供するそうです。
この記事を書いている時点(2019.6.7)はとっくにお店がオープンを迎えていますが、まだお店がオープン前の3月後半、しゃくなげの職員さんから「お店で働く人が着るポロシャツを作ってほしい」という注文をいただきました。
カラーはピンクとネイビーの2種類。
デザインはコーヒーカップから立ち昇るしゃくなげの花。通常、しゃくなげの花はこんもりとまとまっているので一枚一枚バラした様子は少し珍しいかもしれませんが、これが合わさるとしゃくなげになります。
もちろん印刷はシルクスクリーンで、どんぐりのメンバーさんが行いました。職人の技!
そしてオープン後のある日、「カフェレスト しゃくなげ」を訪れランチを食べてきました。この日のランチメニューはホイコーロー。
お腹いっぱいになって700円!これは施設が自分たちで農園を運営しているから実現できる値段なのだそうです。
障がい者支援ー有機農業ー健康的で美味しい食事ーローカルビジネス、まだまだ要素はたくさんあるかもしれませんが、そういった地域社会に必要とされている物事や仕事がとてもきれいに繋がって循環している様子に脱帽する思いがします。
これから度々食べに訪れる場所になることは間違いない「カフェレスト しゃくなげ」です。