ここからはその後の経緯(反省文)です。
10月の段階ではやはり急ぎすぎたことが原因で、きちんとした技術が追いついていませんでした。
Tシャツに載せたインクが厚すぎたこと、乾燥が十分ではなかったこと。
こういった理由がいくつか重なって起きたことでした。ご迷惑おかけした方々、ごめんなさい!
これではいかん!ということで、京都のとあるスゴ腕シルクスクリーン専門家に連絡し、短期間の弟子入りをさせてもらうことになりました。
そこでみっちりと生の技術を教えてもらい(気前よく教えていただいた師匠に感謝)、町に帰ってきてからは師匠の言いつけを守り、結果的には技術面で格段の進歩を遂げました。4色とか場合によっては8色刷りをする師匠の足元には遠く及びませんが、代金をいただける品質には届いたと思っています。
それともう一つ。やっぱり手づくりのものづくりは楽しい。
工場生産の統一された規格品と違って、このTシャツは一枚一枚が違う表情を持っています。とさちょうものづくりとしては、このちょっとずつバラバラで少しラフで、人の手が作り出したという痕跡を感じるものを良しとしたいと思います。
もちろん「洗濯したら落ちた」はいけません。そうではなく、微妙なかすれ具合が違ったり、インクが厚かったり薄かったり、そういった表情のバリエーションと「世界に一枚」という感覚を大事にしたいと思っています。
というわけで、このシルクスクリーンの件に関して、なかなかまとめる機会を見つけられず、やっとご報告ができました。
下田昌克 x とさちょうものがたりTシャツを購入いただいた方々には、現在できた順にきちんとした完成品をお渡ししています。
今後は、
①町内外のみなさんが地域の、チーム・イベントなどのオリジナルTシャツが必要な場合の受注生産
②そこで派生する作業と代金を町の障がい者支援の一環としていくこと
③「とさちょうものづくり」の土佐町オリジナルものづくりのひとつとしていくこと
などを考えています。ゆっくりちまちま進んでいきますので、次回の報告はいつになるかわかりませんが、もう少しこまめにここでご報告していきたいと思っています。(今回、溜めすぎて大変だったので)
からたに律子
からたにのオリジナルTシャツを作りたいと思っています。どうしたらお願いできるで書家。費用はどのくらいかかりますか。よろしくおねがいします。
とさちょうものがたり
律子さん、コメントに今気づきました〜ごめんなさい!
ご質問ありがとうございます。ケースにより諸々変わってきますので、よかったらご相談しましょう!