2023年のカレンダー制作が始まりました!2021年、2022年に続いて3年目の取り組みです。
今まで、高知県れいほく地域の3つの障がい者支援施設の皆さんに数字を描いてもらってきましたが、今年はれいほく以外の地域の障がい者支援施設の方たちも加わってくださることになりました。
これから、制作風景を順番に紹介していきます。
高知県立山田特別支援学校
高知県香美市にある高知県立山田特別支援学校。校舎の前には学校のシンボルツリーであるセンダンの木が、この場所を優しく包み込むように立っています。
山田特別支援学校は1955(昭和30年)創立。高知市より東部を校区とし、小学部から高等部まで現在142名のお子さんたちが学んでいます。遠いところでは室戸市から、土佐町や本山町から通っているお子さんたちもいます。
校舎に入るとお子さんたちや先生方が「こんにちは!」と元気に挨拶してくれて、こちらも自然と笑顔になりました。とても気持ちの良い空気が流れている学校です。
山田特別支援学校とのご縁は、本山町社会福祉法人 本山育成会の相談支援専門員 田岡香織さんのご紹介から。学校へ打合せに伺った時「カレンダー作りと聞いて、ぜひやりたいと思いました!」と小学部2・3年生の担任である瀬尾先生が話してくれました。
お子さんたちにカレンダーの数字や文字を描いてもらうのは初めて!どんな時間になるのかな?と編集部もとても楽しみにしていました。
製作スタート!
2時間目と3時間目の授業の時間をいただいて、製作を行いました。
お子さんたちはとにかくエネルギッシュ!どんどん描きます。好きな色の絵の具を何色も、好きなだけ出して、ぐるぐる混ぜて描く。パレットにいっぱい、溢れるほど。そのエネルギーに心打たれました。
折り紙やクレヨン、マジックを使って作った「3」。この「3」は、2023年度カレンダーのどこかに隠れています!
休み時間になっても席を離れず、ずっと描いているお子さんもいました。
手のひらや指に絵の具をつけて、ペタリ。指の本数で数字を表す!というお子さんもいました。ナイスアイディア!
葉っぱも使いました。葉っぱをちぎって、紙に置いて、ボンドで貼る。どんな形にしようかな?先生と話しながら、作ります
数字や英語に興味があるお子さんは、マジックで線を何重にも重ねて描いていました。MON,TUE,WED,THU…。英語で曜日をかっこよく、たくさん描いてくれました!
あっという間に時間は過ぎ去り、制作終了。「カレンダー、完成したら持ってきますね!」と話すと、お子さんたちも先生方もパチパチと拍手してくれました。
先生が「こんなに集中した子供たちの姿を見たのは初めてだったかもしれません。新しい一面を発見できました」と話してくれました。
先生方のご協力や田岡さんのご紹介があったからこそ、山田特別支援学校のお子さんたちと楽しく制作することができました。このようなご縁、本当にありがたいなと感じています。
山田特別支援学校のお子さんたち、先生方、本当にありがとうございました。カレンダーができたら、すぐにお届けします!