全米トップ校が教える自己肯定感の育て方 星友啓 朝日新聞出版
「自己肯定感」という言葉に引かれ手に取った。
満足感のある経験もしてきたはずなのに、ふと蘇る思い出にマイナス思考に陥り、心のモヤモヤ・自尊心の喪失、だんだん落ち込んでいく。常々こういった自己否定の感覚に見舞われ俯きがちになる。
成績の向上、金銭的な裕福、これらは外発的な報酬であり、おまけの報酬であって、これによる満足感は長くは続かない。よって自己肯定感は育たない。
これとは対照的に内発的な満足感による自己肯定感は持続可能である。
ネガティブな気持ちは無理矢理忘れようとしてはいけない。
自分の気持ちを抑え込みがちな人は、疾患による死亡リスクが30%高まり、癌になる確率も70%上がるという研究結果がハーバード大学などにより報告されているそうです。
人間は反省の生き物であり、反省しないことには次のステップでの向上はない。そのようにして人類は成長し、豊かな心を育んできた。自己否定・反省は厳しい進化を生き抜く上で一人ひとりのDNAに刻まれてきた大切な能力の一つであると肯定的に捉えるべきである。
自己肯定感の育て方が幾通りか提案されていて「優しさ」がキーワードになっています。