12月、土佐町の川田絹子さんがお正月の玄関飾りの作り方を教えてくれました。
今年で4回目となる開催。毎年楽しみに参加する人が増えているそうです。編集部の私(鳥山)もその一人。
絹子さんはお正月飾りだけでなく、折り紙作品やシュロの葉で作るバッタなど何でも手作り、田んぼも畑もやるスーパーお母さん。
お正月飾りは、「お正月飾りのチラシを見て、“家にも藁があるがやない。家にあるもんでできるな”と思って、作り始めた」と話してくれました。
早速スタート!
まずは絹子さんの実演から。参加者の方に説明しながら、軽やかで鮮やかな手さばきを見せてくれます。
まずは、藁が柔らかくなるように藁をねじることから始めます。そうすることでピンとまっすぐだった藁がしなやかになって、扱いやすくなります。そして束ねた藁を3つに分ける。
これは絹子さんの田んぼで収穫したもち米の藁です。もち米の藁は長く、飾りを作るときにちょうど良いそうです。
綯う
絹子さんの鮮やかな手さばきをご覧ください!手を水で濡らし、3つに分けた藁束の内の2つを「手のひらの中で転がすように」、綯っていきます。
最後まで綯えたら、ワイヤーなどで留めます。
藁束を分けた内の残りの一つを手のひらで撚りながら、先ほど綯った縄の「谷」に入れていきます。「谷」とは、綯った縄目と縄目の間のこと。「入れていく」という感覚が私にはどうしてもわからず…!絹子さんに全部やってもらいました笑
こうすることで、一本の縄になります。
「山や庭にある松や南天、ウラジロやユズリハを付けてもいいですよ」と絹子さん。
それらは全て土佐町の山にあるものです。大きな町では買わないと手に入らないものが、この町にはすぐそばにあります。
お正月飾りを作り、新しい年を迎える心がまえも整いました。
2024年が全ての人にとって、より良い年となりますように。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。