旧正月のお祝いのお餅をいただきました。
よもぎ、たかきび、白いお餅がふたつ。白いお餅の一つには「ウ」と書いてあり、うるち米ともち米を混ぜて搗いたものだそう。うるち米を混ぜて搗くと、もち米だけで搗いたお餅よりも柔らかくなるのだそうです。
「旧正月」とは旧暦のお正月のことで、毎年その日は異なり今年は1月22日。旧暦は月のみちかけを主な基準にして決めた暦で、日本では1872(明治5年)まで旧暦が使われていました。お餅を届けてくれた人のお家では、先祖代々、旧暦のお正月にはお餅を搗いて家族で食べてきたそうです。
よもぎ餅は、春に摘んだよもぎを冷凍しておいて、蒸したもち米に加えて搗いたもの。
お餅を搗く時は、まず白いお餅から搗き、最後によもぎを搗くのがポイントだそう。よもぎ餅を最初についてしまうと、よもぎの緑が白いお餅に入ってしまうから「見た目が何かイヤやろ〜」とのこと。何か、納得です!
土佐町の各地で行われている神祭も旧暦で行われているとのこと。旧暦が暮らしの中に生きている。そのことがなんとも豊かだなあと感じています。