高知新聞に掲載されました!
2023年10月15日付の高知新聞。「土佐町民の絵本できた!」と題し、土佐町の絵本「ろいろい」完成の記事が掲載されました。高知新聞嶺北支局長の谷沢丈流さんが取材してくださいました。
原画展の真っ最中に記事が掲載されたこともあり、「新聞に出ちょったねえ」とか「新聞を見て来ました」と話してくれる方も。とてもありがたいことです。
土佐町民の絵本できた!
イラストレーター下田昌克さん 町の営み描く
【嶺北】
土佐町の風景や住民の営みを温かいタッチで描いた絵本「ろいろい」がこのほど完成した。町の魅力を発信するウェブサイト「とさちょうものがたり」編集部や町教委が企画し、同町と縁のあるイラストレーター、下田昌克さん(56)が絵を担当。完成までに約5年をかけた力作で、同編集長の石川拓也さん(49)は「町の人たちの記憶がたくさん詰まり、子どもはもちろん、大人も懐かしい気持ちで読める」とPRしている。
下田さんは2017年に同町を訪れ、住民の肖像画を描いて展覧会を開くなど縁が深い。「町の人たちが『自分たちの絵本だ』と心から感じられるものを作りたい」と考えた同編集部らが18年、下田さんに協力を依頼。下田さんは19〜21年、町内の山や神社、小学校などを回りながら住民の話を聞いて歩き、絵のイメージを固めていった。
タイトルの「ろいろい」は土佐弁で「うろうろする」の意味。町を歩く主人公が行く先々で住民と出会い、季節の行事や自然風景を楽しむ様子が表現されている。紙の原料となるカジ(コウゾ)を蒸したり巨大なサバの姿ずしなどを食べたりする住民や、懐かしいボンネットバスが走る中心部の街並みなどがカラフルに描き込まれ、人々に紛れて竜やカッパなど架空の生き物たちも登場。ジャバラ折りの全15ページで、表面に春夏、裏面に秋冬の絵を配置した。
製本や表紙と裏表紙のシルクスクリーン印刷は、同町と大豊町の障害者支援施設が担当した。絵本は保育園児のいる家庭に配られるほか、高知市内の書店でも販売される予定。
原画展も開催中
下田昌克さんが描いた絵本「ろいろい」の原画15枚が並ぶ展覧会が、18日まで土佐町土居の町郷土学習センターで開かれている。15日午後1時半からは、下田さんのトークショーも開催される。
(谷沢丈流)
新聞には「保育園児のいる家庭に配られる」とありますが、掲載後、町の小学生と中学生の子どもたち全員にも一冊ずつ配られました。
テレビ高知に取材していただきました!
2023年10月17日、テレビ高知の番組「カラフル」で、絵本の原画展を紹介していただきました。
取材に来てくださったのは、テレビ高知の岩﨑賢さん。とても丁寧に、熱心に取材してくださいました。取材に来るまで、原画展の様子のみを撮影しようと考えていたそうですが、会場に来てみたら、お客さまが絵の前で話す姿があまりに楽しそうで内容変更。「お客さまの声も多く取り上げることにしました!」と話してくださいました。
番組はこちらからご覧いただけます。
(絵本の中で懐かしの町を「ろいろい」散歩 町の今と昔の風景が5年の歳月を経て絵本に)
多くのメディアの方に取り上げていただき、本当にありがとうございます。
土佐町の絵本「ろいろい」。この絵本が、子どもたちにとって、多くの人にとって、心に残っていくものであるようにと願っています。