「土佐町の絵本」作りが再始動!!
誰もが予期せぬ「コロナ禍」という空白期間を2年近く経て、「土佐町の絵本」作りが再スタートしました。
時間が空いてしまったのでもう一度おさらいします。「土佐町の絵本(仮)」は文字通り土佐町の絵本を作ろう!という企画ですが、その目標は‥
① 10年20年と長く読み継がれる絵本。
② 子どもも大人も楽しめるような内容でありながら、深く大事なものを伝えるような絵本。
③ 土佐町の方々が「これは自分たちのことだ」と心から感じられる絵本。
です。その実現のため、「絵描き」の下田昌克さんに協力をいただき、共に絵本作りをしていただけることになりました。
ご記憶の方も町には多いと思いますが念のため補足しておくと、下田さんは2017年に土佐町を初訪問。たくさんの土佐町の住民を絵に描いて、最終日には「下田昌克とさちょうアート展」と題して一挙にその作品を展示。会場となった青木幹勇記念館には町内外から多くの方々に訪問いただきました。
その際に下田さんが描いた絵と滞在中の顛末は、その後「とさちょうものがたりZINE」の創刊号として一冊にまとめられました。
↓そのときの顛末は以下のリンクからご覧ください。
↓こちらは前回の滞在。絵本の構想を練るためと取材のための滞在でした。
「絵本・詰めの作業」
2019年に始まったこの企画はコロナ禍での中断もあり、しばらく立ち止まっていましたが、2021年12月13日〜17日に再び下田さんに来ていただきました。今回の目的は「絵本・詰めの作業」。
下田さんが本番の原稿を描く際に、「これで描ける!」という状態まで、細々とした要素を詰めていく作業です。2020年と2019年の訪問の際に集めたお話や要素を磨き上げ、原稿一歩手前のところまでたどり着くための時間です。
町の様々な人に会ったり、様々な場所に実際に行ったりという「取材」は前回の滞在中に行ったので、その蓄積を元に細部の設定を決めていきます。
ですので今回の滞在中は打ち合わせ・ミーティングが主な時間。現時点で下田さんが描いてくれた下絵を見ながら、ああでもないこうでもないという話し合いが続きます。(これは今でも続いています)
絵本は内容だけではない
今から当たり前のことを名言風に書きます。
『絵本作りは「内容を決めれば終わり」ではない』。
この考えてみれば当たり前のことを実感しながら進行する5日間。今さら実感しているのは私(石川)だけかもしれませんが。
絵本を一冊作る際に、内容(本文)ができれば完成ではないんですよね。本の作り・用紙・表紙、裏表紙、、、それからタイトル!
様々なことを、下田さんを交えた土佐町育ちメンバーと共に話し合いながら、頭を悩ませながら進めています。ちなみに現時点(2021年12月24日)でタイトルは案がいくつか出ている状態。まだ決まっていません。
長くなったので続きます!