西峯洋子さん談(昭和13年8月生)
私が小学校1年か2年生の頃(昭和20~22年)父が高知市へ消防車の新車を引き取りに行ってきた事を覚えています。
父は当時タクシーの運転手をしていました。フォードの自家用車を所有していました。
よく見てください。
この写真に写っているのは、土佐町という場所を守ってきた人たちの姿。
こういう人たちが土佐町を守り、次の世代に手渡してくれた。いま現在の私たちの暮らしは、その地面の上にあると思うのです。
彼らが私たちに手渡してくれたように、私たちもまた次の世代に手渡すときがやがて来る。
その時にどんな町を渡せるのだろう、とこの写真を見ながら思うのです。
編集部