キネマ土佐町を見ながらハンカチで何度も目元をおさえている人がいました。上映が終わり、立ち上がったその人とふと目が合いました。

キネマ土佐町を見ながら、懐かしそうに話をする方たち。
その人は言いました。
「『そっちじゃないよ』って心の深いところでどこかわかっているのに、毎日の忙しさややらなきゃいけないことに押し流されてしまっている毎日で…。それを自分でも自覚しているんです。 でも、やっぱり、自分の大切にしたいことは「そっちじゃない」とわかりました。」
その人は土佐町のカラーピーマンと坊ちゃんかぼちゃを購入し、何度も手を振って帰っていきました。

キネマ土佐町を上映した場所から、入り口を見る。
映像や写真が語りかけることとその人たちが生み出すものが掛け合わされた時、ところ違えど「土佐町」を届けられるのではと思えたことは私たちにとっても大きなことでした。
このような機会が『山間の小さな町』土佐町を実際に訪ね、町のなかにある風景やこの地で生きる人たちの息遣いを感じるきっかけとなれたらうれしく思います。
来てくださったみなさん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました!