2017年10月

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

澤田しのぶ

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「いごっそう考 ー土佐人気質の性格学的考察ー」 沢田淳

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下田昌克ウィーク in 土佐町、今日から始まりました!

初日の今日は朝8時30分より土佐町役場にて、町長・教育長とご対面。

その後スエヒロで高知のご当地おやつを買い込んで、土佐町ツアーに出発です。

道中、ダム近くにてどでかいカエルに遭遇しつつ、大渕へ。

ダムを臨む風景を一望しながら、澤田泰年さん、静子さんご夫妻の絵を描いたのが土佐町での1枚目です。

その後上津川へ移動し、高橋通世さんのお宅へ。タイミングよくご本人もいらっしゃって、高橋さんがご自身で採った天然ハチミツをいただきながら、高橋さんの絵を描き上げました。

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笹のいえ

たねとり

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笹の母屋の前には、田畑合わせて一反くらいある。そこでお米や野菜を育て収穫、季節の恵みをいただいている。

種はなるべく自家採種している。
うまく採れなかったときは知り合いから分けてもらったり、どうしてもというときは購入することもある。
千葉から持ってきた落花生やキュウリなどは五年以上、
高知で出会ったモチキビや里芋などは三シーズンくらい種を採っている。

昔は、育った野菜などを選抜し、種を採り、次の年にまた栽培することが当たり前だった。
同じ場所で何年も種を採っていくと、その地域の気候に適した野菜や米が育つようになる。
また病気などにも強くなると言われる。

しかし種を採るためには長い時間が掛かったり、交雑しないような工夫が必要で、一手間も二手間も掛かる。
稼働率を考えれば、種を購入したほうが効率的だ。

それでも近所にはいまだに自家採種を続ける方々が多い。

種を購入しなくて良いという経済的な理由よりも、
昔から継いできた種を絶やしたくない次に繋げたいという気持ちが大きいのかなと想像する。
いや、もっと本能的な行動なのかもしれない。

土佐町にやって来て最初の年、地元在来の大豆をつくりたくて、近所のおばあちゃんに種を分けてもらった。
「品種はなんですか?」と聞くと、「名前は知らん。大豆は大豆よ」と言う。
その答えに心の底が温かくなったのと、なんだか仲間に入れてもらったような気がして嬉しかったのを覚えてる。

 

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私の一冊

長野通世

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「しずくのぼうけん」 作: マリア・テルリコフスカ 絵: ボフダン・ブテンコ 訳: 内田莉莎子
 福音館書店

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4001プロジェクト

山下いろは(地蔵寺)

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