2018年2月

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

森本和典

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「九十歳。何がめでたい」 佐藤愛子 小学館

佐藤愛子さん(今年93歳)のエッセイが1冊にまとめられています。とても楽しく、後に余韻が残ります。

          森本和典

 

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2018 Jan.

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和田 | 和田琉希・翔真

場所は山深い和田。

町の中心部では溶けた雪が、この辺りだとカチカチに凍りついています。

「もう少し崖のふちの方に立ってほしい」というカメラマンの要求を聞いて、弟の腕を取りサッと自分の内側に移動させる兄。
「ちゃんとお兄ちゃんやね」と内心思いながらシャッターを切る、私(石川)も兄を持つ弟で、「兄」がどのようなものか思い出した気がした一枚でした。

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私の一冊

山路頼子

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「はてしない物語」 ミヒャエル・エンデ  上田真而子(訳) 佐藤真理子(訳)  岩波少年文庫

ミヒャエル・エンデが書いた本の中でも一押し!!
映画はB級以下でしたが、あかがね色の本は最高のファンタジーです。

           山路頼子

 

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笹のいえ

今日の保存食

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畑の大根もすっかり凍るほど寒さが厳しい今日この頃。

大根にはもちろんスが入り始めました。

スの入った大根は煮ても焼いてもイマイチですよね。

でも1本丸々スが入っているわけでもなく、部分的だったりします。

我が家では食べて美味しそうな部分はお味噌汁や水煮用にストーブにかけて、スの入ってしまった部分だけ千切りにして網戸に広げておきます。

天気が良い日は寒さもひとしおですが、3日も陽の下に出しておけばすっかり乾きます。

ストーブでの仕上げがいらないのはこの時期くらいでしょうか。

出来上がった切り干し大根は多めに煮付けておいてから混ぜご飯の具に、巾着の具に、味噌汁やスープの具に、チャプチェやお豆腐キッシュの具になることも。

暖かくなってからはサラダ風のアレンジも大好きです。

買ってくる切り干し大根は残念ながらたまーに当たり外れがありますが、自分で天日で作るとなぜか全部美味しくなります。

手作りって空腹の次に最高の調味料かも。

 

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私の一冊

石川朝美

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「暮らしのヒント集」 暮らしの手帖編集部 暮らしの手帖社

広告を載せない雑誌として刊行された雑誌『暮らしの手帖』に掲載されていたヒントを469片集めて本にしたものです。
大変読みやすいです。

             石川朝美

 

 

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くだらな土佐弁辞典

まぎる

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まぎる

【動】邪魔になる

例:「高速道路でカツオ焼いとったらまぎるで!」(高速道路でカツオを焼いていたら邪魔になりますよ。)

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私の一冊

矢野信子

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「バムとケロのさむいあさ」 島田ゆか 文溪堂

とても寒い朝、ふと思い出したのがこの絵本。犬のバムとカエルのケロは池で凍り付いたあひるの「かいちゃん」を助けて、3匹はすっかり仲良しに。トイレットペーパーでミイラごっこ、何だかとっても楽しそう。
絵本の色んなところにさりげない工夫があって、それを子供と見つけるのも楽しい絵本でした。

     矢野信子

 

 

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4001プロジェクト

田岡三代

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今回は、青木幹勇記念館にお勤めの田岡三代さん。

生まれも育ちも土佐町、生粋の土佐町っこ(?)である三代さんは、平日の午後には青木幹勇記念館にいます。

とさちょうものがたりが下田昌克さんのアート展を開催したときなどはかなりお世話になりました。いつでもニコニコと温かいコーヒーを淹れてくれる、そのニコニコにもコーヒーにもだいぶ助けられています。

三代さんと同世代のお仲間でリレーエッセイの連載も始まりました。
ほのぼのと
こちらも、ここで育った人にしか書けないようなことばかり。ぜひ覗いてみてください。

*青木幹勇は、土佐町出身の教育家・作家・俳人です。

 

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私の一冊

山地里理

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「100万回生きたねこ」 佐野洋子 講談社

100万回生き、100万人の飼い主に愛され、100万回死んでも悲しくなかったねこが、生まれて初めて泣いたのは…?
大人も子どもも楽しめる絵本です。

山地里理

 

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ほのぼのと

むかし遊び

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リレー連載第1回目のテーマは “こどもの頃の遊び” 。第3走者は土佐町の西峯千枝さんです。

 

むかし遊んだことのテーマで、半世紀以上も前のこと…。

春夏秋冬の遊びを、老化現象著しい頭脳で思い出してみました。

春には、お塩をポケットに、友達と裏山へ…。

基地作りやかくれんぼ、駆け回って遊び、いたどりやすいこきを見つけて、お塩を付け「スっパ!!」と顔をしかめながらもガリガリ食べました。

夏には、家の前のかまちで水遊びをしました。

今ではコンクリートで整備されていますが、昔は底には砂や石ころがいっぱいで淵には草が生え、ちいさな魚やカニ・タニシが住んでいました。

泳いでいると上からスイカの皮や野菜、家庭のゴミとおぼしき物体が流れてきたと記憶しています。思わず「がばいばあちゃん」がよぎりました。

今だと、かまちで泳ぐなどとんでもないと思いますが…。

あの頃は、今よりもっと多く家庭の排水も流れ込んでいたので、決して衛生的ではなかったのに毎日のように楽しく泳いでいました。

秋には、彼岸花で首飾りを作り首にかけ嬉しがっていました。女子力アップ??

野イチゴが実る頃には、兄に竹筒を作ってもらい、いちごを竹の棒で突きながらグチャグチャ潰して、勿体ないので少しずつ食べました。

今でもいちごを見つけると、その頃を思い出します。

冬には、今よりもっと雪が降って積もることが多かったように思います。

雪が積もると、元森中学校の校庭やお寺からの坂道などで父の作ったきんま(そり)を兄に引っ張ってもらってすべりました。

頭にはほっかぶり、背には月光仮面のように風呂敷をはおり、長靴をはき、得意げに遊び回りました。(ちなみに就学前だったかな?)

カッチン玉(ビー玉)あそびもしました。天国地獄・目カッチ…、男女問わず日暮れまで遊んでいました。

目カッチは命中さすことで「やった~」と云う思いと共に、平衡感覚も養うことのできるあそびのように思います。

アウトドアのことばかりになりましたが、きせかえ人形・おはじき・おじゃみ・ぬりえ・あやとりなど女子らしいあそびもしましたよ~♥

 

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