先日、みつば保育園で子どもたちにこの絵本を読みました。
こすずめが飛ぶ練習をしていて疲れてしまい休む場所を探すのですが、行く先々で出会うカラスやふくろう、かもたちに「お前は俺の仲間じゃないから」と断られてしまいます。
断わり続けられるこすずめに「あ〜、また?かわいそう…。」とか「すずめさん、ぼくんちにおいで!」と声をかけるこどもたち。
最後はお母さんに会えて無事に自分の巣に帰ります。こすずめがお母さんの背中におぶってもらっているのを見て、安心したようにこどもたちはふわっと笑うのでした。
こどもたちにとって物語は、きっといつも隣で、そっと、時にはぎゅっと手をつないでくれるような存在なんやないかなと思います。
鳥山百合子